アーク・イオン・プレーティングは、
こうして処理される

アーク・イオン・プレーティングとは、電気放電を利用して母材表面ににいろいろな、コーティング(メッキ)をするもので、主にチタン、ジルコニウム、クロムなどの金属を使い、高硬度の皮膜(通常クロームメッキの2〜3倍)により、耐磨耗性、摺動性が向上する。そのほか、コーティング金属の美しい色でバイクのドレスアップとしても注目されている。
ま、旧車には、チョッと似合わないでしょうけど、最近のバイクをお持ちの方、興味のある方は見てみて下さい。
コーティングのカラーサンプル。このように使用する金属、ガスによって色が違い、皮膜の物性特徴も違う。
これが、コーティング炉装置、馬鹿でかい電子レンジって感じ。扉には加熱用のヒーターが見えます。

これ一台が、1億ウン千万円するんだそうです。スゲ〜!(゚o゚)

内部両サイドには、蒸発源であるコーティング金属の電極板(マイナス側)がついてます。
背後には、真空ポンプが、プライマリー、セカンダリーと二個ついてます。
インナーチューブは、このような状態で、炉内に入れられ、電子レンジのようにターンテーブルが回る構造になっている。
チタン、クローム、ジルコニウムなどの電極板のストック。最初は平らな電極面は、使用しているうちに窪んでくるのだそうだ。
東洋硬化さんのお話によると、コーティング処理は、次のような工程で進められるそうである。
  1. 表面清掃工程:薬品による母材表面の清掃
  2. 空焼き工程:(真空中で4〜10時間)
  3. メタルボンバード工程:表面清浄の為、被膜の原料金属に電流(80〜120A)を流しアークを発生させると同時に、被コーティング物にバイアス電圧(1000V)をかけ、金属イオンで品物の表面をエッチングする工程
  4. 成膜工程:窒素、炭素などのプロセスガスを導入し、被コーティング物にバイアス電圧(20V程度)をかけると、ガス成分と金属成分の化合物が、表面に皮膜形成される。(ボンバード工程と合わせると、3〜12時間)
文章にすると解かりにくいが、反応ガスと放電を利用した、一種の真空蒸着メッキという感じではないでしょうかネ。
あんまり突っ込まれると、ボロがでますんで詳しい事を知りたい方は、ご専門に聞いてみてネ(^_^)

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