外野へのシングルヒット

外野へ打球が飛んだ単打(シングルヒット)。

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■外野へのシングルヒット

☆ポイント

 まず、「ヒット(安打)」という言葉に2パターンの使われ方があることを理解して下さい。1つ目は「センター前ヒット」「タイムリーヒット」「サードへの内野安打」「バントヒット」など打者が1塁へ出塁した打撃を指す狭義の場合です。別名で「単打」「シングルヒット」と呼ばれているものです。
 2つ目は「今日の試合でヒットを2本打った」「通算2,000本安打」など、シングルヒットはもちろん、ツーベースやスリーベース、ホームランといった長打を含めた広義の場合です。
 当サイトも含め、一般的に「ヒット(安打)」と言う時は広義を指す場合が多く、狭義を指したい場合にはヒット(安打)という言葉を使わずに単打やシングルヒットと言います。


レフト前ヒット

打球方向位置の例

シングルヒット[単打](1)

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「レフト前へのシングルヒット」

 ヒットを記入するには、右下枠に3つのパーツを書きます。
 「」がヒットを表しています。ヒットによって出塁した場合は、ヒットの内容を問わず「/」を書くことになります。
 「」は、打球が飛んだ先であるレフトの守備位置番号です。この例ではレフト前ヒットなのでレフトを表す「7」を書きます。
 「」は、打球が飛んでいった先の野手(この例ではレフト)の守備位置から見て、どちら側へ打球が飛んで来たかを表しています。グランドを上空から見下ろしているとイメージして下さい。
 左図のように打球対象の野手に対して8方向の位置から1つを選んで表すのが適切です。この例ではレフトの前方(正面)へ打球が飛びましたから、「レフト前」を表現するために7の下側に「・」を書きます。


センターオーバーのヒット

シングルヒット[単打](2)

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「センターオーバーのシングルヒット」

 「」が「」の上にありますから、センター「8」の後方へ打球が飛んだことを表現しています。


ライト線へヒット(1)

ライト線へヒット(2)

ライト線へヒット(3)

シングルヒット[単打](3)

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「ライト線へのシングルヒット」

 「ライト線(1塁線)へのヒット」と表現されるプレーでも実際には色々な打球があるものです。ライトが打球を処理するためにした行動が、

(左図a.)
前進しながらライト線へ近付き、打球を処理した。
(左図b.)
右方向に移動してライト線へ近付き、打球を処理した。
(左図c.)
バックしながらライト線(ライトポール際)へ近付き、打球を処理した。

と、3種類もあります。どれも右下枠に書くのは「」「」「」の3つです。これらは打球の勢いや方向と対象野手の動きを見て、記録者がどのように記入(表現)するかを判断します。この表し方を間違えたからといって記録の的確性や記録集計への影響はありませんので、それほど神経質になる必要はありません。こういった判断(書き方)は、場数を踏むことで確実に慣れます。


左中間へヒット

レフトの右へヒット

シングルヒット[単打](4)

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「左中間へのシングルヒット」

 この例でも2つのパターンの書き方を挙げます。

(左図a.)ここでは「」が「」と「」の間に書いてありますから、「レフト(7)とセンター(8)の間=左中間」を表現しています。この打球に対して、レフトとセンターの両者が打球を追いかけたという意味です。レフトとセンターのどちらが打球を拾ったかは関係ありません。

(左図b.)左中間へ打球が飛んでいってもレフトとセンターの位置取りや中継プレーの都合によっては、レフトだけが打球を追いかけることもあります。こういった場合には左中間への打球といえどもセンター(8)を書く必要は無く、「」と「」だけで表します。


右中間へヒット

センター右へヒット

ライト左へヒット

シングルヒット[単打](5)

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「右中間へのシングルヒット」

 上記の「シングルヒット[単打(4)]」と内容が似ていますが、この例でも3つのパターンの書き方を挙げます。

(左図a.)ここでは「」が「」と「」の間に書いてありますから、「センター(8)とライト(9)の間=右中間」を表現しています。この打球に対して、センターとライトの両者が打球を追いかけたという意味です。センターとライトのどちらが打球を処理したかは関係ありません。

(左図b.)右中間へ打球が飛んでいってもセンターとライトの位置取りや中継プレーの都合によっては、センターだけが打球を追いかけることもあります。こういった場合には右中間への打球といえどもライト(9)を書く必要は無く、「」と「」だけで表します。

(左図c.)これは右中間への打球をライトだけが追いかけた場合です。「」と「」だけを書きます。


レフト前へ落ちるヒット

ポテンヒットのような当たり

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「打球はショートの後方へフラフラっと打ち上がり、ショートとレフトが追いかけるも両者の間に落下。レフトがボールを拾った」

 俗に言う「ポテンヒット(テキサスヒット)」のようなプレーですが、当サイトではテキサスヒット(ポテンヒット)の概念を「内野手と外野手が共にフライ打球を追うがノーバウンドでは捕球出来ず、落下したボールを内野手が拾った場合」と決めています。この例のように外野手が打球を拾った場合には普通の「外野前ヒット」とし、書き方も普通の外野前ヒットのように書きます。
(参考:テキサスヒット(ポテンヒット)


走塁死でシングルヒットに

2塁でアウトのシングルヒット

《記録判断 ⇒ 記録者
<例>
「二死。打球はレフト線へ。打者走者は一気に2塁を目指すが、打球を捕ったレフトからセカンドへ好返球が届き、タッチアウト」

 打者走者は2塁でアウトになりましたが、自らの打撃によって1塁に出塁しました。このような場合、1塁へ出塁した分はヒットが記録され、2塁への走塁が走塁死になります。つまり、記録上は「単打+走塁死」です。
 書き方はヒットを表す「」を右下枠に書き、レフト線を表す「」「」を書きます。そして右上枠には2塁でアウトになった要因であるレフトからセカンドへの送球を表す「7−4」を書きます。ヒットと走塁死(レフトからセカンドへの送球)は一連のプレーですので右下枠と右上枠を「継続線」で結びます。中心には「アウトカウント」を書きます。
 「7−4」という部分の記入法は「基礎知識10 ゴロ」など後々の解説ページにて登場します。

※「継続線」はとても重要な記号です。2つの枠に書いた内容を「この枠のプレーとこの枠のプレーは、一連の流れで起きたプレーです」ということを表します。これも後々の解説ページに登場します。


このページの書き方のおさらい

 



 



 



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スコアブックを記入するにおいて基礎となる記号を紹介。記入の対象が打者(または打者走者)のスコアカードのみという簡単な記入を集めた初歩的なコーナー。