選手交代

代打・代走・守備・投手交代の記入。

草野球のためのスコアブックのつけ方草野球のためのスコアブックのつけ方

■選手交代

☆ポイント

 選手交代に関する記入法や記入箇所に関する詳細は、このページをご覧下さい。当サイトの選手交代記入に関するこだわりは「書式」です。スコアカード内に代打や代走、守備交代などの記入をする時に「縦書き=攻撃側の交代」「横書き=守備側の交代」だと決めています。こうすることによって視覚的に「この交代記述は攻守どちらの交代か」が一目瞭然になります。


代打

<例>
「3回の攻撃中。8番柏原の打順だが、代打に榎本が宣告された」
代打

 まず8番打者の守備位置欄に代打を表す「PH」または「」と書き、名前欄に「代打である榎本の名前」を書きます。そして、その打席のスコアカードの左側に「波線」を引き、「PH」か「」と「代打である榎本の名前」を縦書きで書きます。スコアカードを波線で区切ることによって、8番打者は1打席目が柏原で、2打席目は榎本だという区別が付きます。

「PH」はピンチヒッターの頭文字であり、「打」は代打の略です。同じ意味ですから、どちらの表記を使うかは好みです。なお、代打の略を「打」ではなく「代」としてしまうと代走と区別が付かなくなりますのでダメです。


代打の代打

<例>
「3回の攻撃中。8番柏原の打順だが、代打に榎本が宣告された。それを見た守備側は投手交代を告げたので、攻撃側はさらに代打として岡本を宣告した」
代打の代打

 草野球や高校野球では見られないですが、プロ野球では頻繁にあることです。
 まず8番打者の守備位置欄に代打を表す「PH(打)」と書き、名前欄に「代打である榎本の名前」を書きます。そして、その打席のスコアカードの左側に「波線」を引き、「PH(打)」と「代打である榎本の名前」を縦書きで書きます。
 そして再び代打が告げられると守備位置欄に代打を表す「PH(打)」を書き、名前欄に「代打である岡本の名前」を書きます。そしてスコアカード内に先ほど縦書きで書いた「PH榎本」に「」を加えて、その下に「代打である岡本の名前」を縦書きで書きます。


代走

<例>
「2回の攻撃中。1塁走者(8番打者)の榎本に対して、代走として岡本が宣告された」
1塁走者へ代走
2塁走者へ代走
3塁走者へ代走

 当たり前ですが、「代走」は1塁ランナーに起用される場合もあれば、2,3塁ランナーに起用される場合もあります。
 まず8番打者の守備位置欄に代走を表す「PR」または「」と書き、名前欄に「代走である岡本の名前」を書きます。そして、該当スコアカード横(詳細は下記に別記)に「波線」を引き、「PR」「」と「代走である岡本の名前」を縦書きで書きます。

 「該当スコアカード横」の説明ですが、何塁ランナーに対しての代走起用かによって書く箇所が異なります

《左上図》 1塁ランナーへの代走
《左中図》 2塁ランナーへの代走
《左下図》 3塁ランナーへの代走

 「1塁ランナーに代走」を例としますと、1塁走者に対して発生するプレー(進塁やアウト)を書く欄は右上枠です。ですから、右上枠の横に代走に関する記入をします。さすがに右上枠の左側に波線を引くと他の記入の邪魔になるので右側に波線を書きます。
 同じような考え方で、2塁走者に代走の場合は2塁走者に対して発生するプレーを書く左上枠の横に書き、3塁走者に代走ならば左下枠の横に書きます。


代打や代走が守備につく

<例>
「8番サード榎本に対する代走だった岡本が、サードの守備位置に就いた」
代打・代走が守備につく

 岡本が代走宣告された時点で守備位置欄には「PR(走)」と書いたハズです。今度はその右横に守備に就くサードを表す「」を書き加えます。これで「代走で出場した後にサードに就いた」とわかります。この例文では代走でしたが、代打から守備に就く場合の書き方も同じです。


守備位置が変わる

<例>
「8番サード榎本に対する代走だった岡本がライトに入り、ライトの梅元がサードに就いた」
守備位置変更

岡本が代走宣告された時点で守備位置欄には「PR(走)」と書いたハズです。今度はその右横に守備に就くライトを表す「」を書き加えます。そして9番梅元は守備位置欄に書いてある従来の守備位置「9」の右横に新たに就くサードを表す「」を書きます。


守備・投手の交代

<例>
「Aチームは2回表(守備)の頭から8番サード柏原に代わって榎本が入り、そのままサードに就いた。1アウトを取ったところで、さらに榎本に代わって平居が8番に入りライトへ、ライトの岡本がサードに就いた」
守備・投手の交代
守備・投手の交代

 まず、Aチームの8番打者の名前欄に交代で入った「榎本の名前」と守備位置欄にサードを表す「」を書きます。
 次は再度交代した分です。8番打者の名前欄に交代で入った「平居の名前」と守備位置欄にライトを表す「」を書きます。9番打者岡本の守備位置欄には、新たについたポジションであるサードを表す「」を書きます。
 そして、Aチームの3回裏の攻撃で8番打者に打順が回ってきたとします。8番打者は初回の攻撃時(8番打者の1打席目)は柏原が打席に入りましたが、3回の攻撃では平居が打席に入ります。柏原と平居の区別がつくように8番打者の3回のスコアカードの左側に「波線」を引き、「打席に入る平居の名前」を縦書きで書きます。これによって、8番打者は「初回に打席に入ったのは柏原であり、3回(以降)は平居。榎本の名前は見当たらないので1度も打席に入らなかった」ということがわかります。

 ところがこの記入法だけですと、柏原から榎本と平居に交代したのが2回表か3回表なのかハッキリわかりません。岡本がライトからサードへ回ったのも何回なのかわかりません。そこで守備(投手を含む)に変更があった場合には、相手チーム(オモテに攻撃するチーム側から見れば、裏に攻撃するチーム側)であるBチームの攻撃を記入しているスコアブックにもAチームの守備変更に関する記入をします

 Bチームの2回表の攻撃は4番打者の吉野からです。Aチームは2回表の開始時にサードが榎本に代わりました。2回表の先頭打者である4番打者吉野のスコアカードの上側に「波線」を引き、守備位置が変更になった「榎本の名前」と守備位置である「」を横書きで書きます。
 4番打者吉野がアウトになるとAチームはサードを岡本、ライトを平居に交代しました。次打者である5番打者山本のスコアカードの上側に「波線」を引き、守備位置が変更になった「平居と岡本の名前」とそれぞれの守備位置を表す「」「」を横書きで書きます。波線を引いた上部には前打者のスコア内容が書かれているため、波線の上部に「5岡本・9平居」と書けません。こういった場合は適当な余白に書きます。交代のタイミングを示す波線さえ該当箇所に正しく書けば、交代選手名はどこに書いても問題ありません。


守備・投手の交代(記入法の番外編)

<例>
「2回の攻撃を終了。2回裏の守備から8番打者三浦に代わって平本が入りファースト、ファーストの榎本がサードへ移る」
守備・投手の交代(番外編)

 1つ前の項目で説明した「野手・投手の交代」の記入法を行うには、対戦する両チームのスコアブックをつける必要があります。しかし「自チーム(片方のチーム)だけのスコアブックをつけている」という人も少なくありません。そんな人用の記入法です。

※(左図でスコアカードを水色に塗ってあるのは3回の攻撃を記入する部分をわかりやすくするためです)

 守備位置欄と名前欄への記入については解説を省略します(説明が必要な方は、このページ内を見て下さい)。
 本来ならば相手チーム分のスコアブックに書くべき「守備の交代」を自チームのスコアブックに記入して対処します。記入箇所は左図に青丸で囲ってある「場所A」または「場所B」に記入します。
 この「場所A」「場所B」の使い分けですが、自チームが先攻(2回表に攻撃)の場合、守備位置の変更は2回裏からですので、「2回」欄に位置する場所Aへ自チームの守備変更を記入します。自チームが後攻(2回裏に攻撃)ならば、守備位置の変更は3回表からですので、「3回」欄に位置する場所Bへ記入します。
 そんな細かいことを気にしないのであれば、記入者自身で記入箇所を場所Aか場所Bのどちらかに統一すれば何ら支障ありません。


カウント途中の選手交代

カウント途中の選手交代

 ある打者のカウント途中(打席中)に選手交代が発生した場合の書き方です。基本的な書き方は、上記までの例に書かれている内容と同じです。異なる点は「波線の引き方」です。「カウントの途中で発生した交代」だということがわかるように波線を左図のように工夫して引きます。
 左図は代打を例としましたが、守備や投手の交代でも同じです。

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記入の対象が打者(または打者走者)+走者といった「複数の選手」に係る記入を集めた中級者向けコーナー