知っておきたい園芸薬品 殺菌剤と殺虫剤 

殺菌剤の効力と特徴 主要病名 主要薬剤名 備考
発病初期、予防散布で胞子
の発芽をおさえて組織への
侵入を防ぐ。
発生した病斑点の進展を
とめる。
予防効果が主で、治療効果
は低い。

カビ類が病原体

注:PCNBは現在使われ
ていません

ウドンコ病 カラセン、ベンレート、サプロール、
トップジンM、ポリオキシン、モレス
タン、ダコニール1000、
 
灰色カビ病 ベンレート、ダイセン、トップジンM、
マンネブダイセンM、
耐性をもって効かないときは
ロニラン、ロブラール、スミレ
ックスを使用
キクの白銹病 プラントバックスが特効薬、サプロー
ル、マンネブダイセンMも有効
ボルドー液は無効
バラの黒星病 サプロールが特効薬、ダイセンステ
ンレスも多少効く
 
白絹病 タチガレン、PCNB、ベンレート、
トップジンM
土壌に生息する病菌で、株
元に希釈液を潅注
白紋羽病
紫紋羽病
ベンレート、トップジンM 土壌に生息する病菌、腐敗根
を切除して根部に潅注
根腐れ症状
フィトフィトラ菌
パンソイル、サンヤード 同上
芝生の春禿病
ピシューム
パンソイル、サンヤード 秋のうちに発生場所の土壌に
潅注
苗立枯病
ダンピングオフ
タチガレン、PCNB、オーソサイド 種子播種前に土壌に潅注
炭疽病、褐斑
病、黒斑病、
銹病、など
ダイセン、マンネブダイセンM、キャ
プタン、サニパー、ジマンダイセン、
ダイセンステンレス、ベンレート、
トップジンM、銅水和剤など
初期防除か予防的に散布しな
ければ、病気の発生を完全に
押さえることはできない
バクテリアが病原体
病気の予防と蔓延防止
軟腐病、青枯
病、癌腫病、
斑点細菌病、
穿孔細菌病、
潰瘍病など
ヒトマイシン、アグレプト、ストレプト
マイシン、銅水和剤など
根、茎、葉、果実などの傷口
から侵入。
カビ類に使う殺菌剤は無効。
ネマトーダ(センチュウ)の
殺滅
根瘤線虫病、
根腐線虫病、
葉枯線虫病
エカチンTD粒剤、ダイシストンの
土壌混入。地上部の発病にはエ
カチン、ランネートの散布。
病原体が線形動物なので
殺菌剤は無効
枝、幹切り口の腐敗や枯れ
込み防止
切り口の枯れ
込み、胴枯病、
などの防止
ユゴーザイA、ケアヘルス、トップ
ジンMペースト、
防水効果のある樹脂に殺菌
剤と切り口の回復促進ホルモ
ンのはいった薬を塗って予防
する。
ウィルス感染の予防 モザイク病、
斑葉病、萎縮
病、ウィルス病
汁液伝染防止に、ハサミなど熱湯
、ホルマリン、リン酸ナトリウムで
消毒
アブラムシなども媒介するの
で、駆除する
フシダニの殺滅 ブドウの毛せ
ん病、キクの
斑紋病、モザ
イク病など
テルスター、ケルセン、テデオン、
モレスタンなど
殺菌剤で効くのはマンネブ
ダイセンMと、ダイセンのみ
殺虫剤の効力と特徴 主要害虫名 主要薬剤名 備考
浸透移行性の毒作用 アブラムシ、グ
ンバイムシ、ハ
ダニ、スリップ
ス、
エカチン、デナポン、ダイアジノン、
ダイシストン、オルトラン、エストッ
クス、ジメエート
茎葉や根から吸収され植物
全身に移行し小型吸汁性
害虫に最適、15〜30日間
吸汁性害虫に効果
接触毒作用と、長期にわた
る食毒作用を有する
ケムシ、イモム
シ、ハマキム
シ、コガネムシ
など食葉性の
害虫
カルホス乳剤、EPN乳剤、デナポン
乳剤
アクテリック乳剤は接触毒
作用とガス効果を持ち、
さらに効果的。
接触毒作用と短期間の食
毒作用を有する
露出して見えて
いる害虫に有
効、
スミチオン、ディプテレックス、サイア
ノックス、ダイアジノン乳剤、
短い間隔で再々散布する
接触毒作用だけのもの 露出して見えて
いる害虫に有
効、
エアゾール、マラソン、DDVP、エル
サン、マシン油乳剤、石灰硫黄合剤
ダイアジノンとDDVPは
揮発性が高い
  カタツムリ、ネキリ
ムシ
メタアルデヒド剤(ナメキール)、
ネキリトン、デナポン
ナメクジの出没場所や、
苗の地ぎわに散布
殺ダニ剤 ハダニ類のみ エイカロール、サッピラン 一般の殺虫剤が効かない
ときに使用。
粘着忌避させるもの アリ、コウモリガ
の幼虫、カミキ
リムシ
フジタングル アリはアブラムシやカイガラ
ムシの繁殖を助けるので、
アリの通行遮断でアブラム
シなどが防げる。

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