平成21年4月より、「ねんきん定期便」の発送がスタートします。

 これで国民がもつ年金への不信感を払拭できる・・・のかどうかはわかりませんが、これまでになく膨大な情報量(個人情報)が皆さんのお手元に届くことになります。一見しただけでは何が何だかわからない・・・という方もおられると思いますが、それは今の年金制度がそこまで複雑化しているということに他なりません。

 ただ、ねんきん定期便には(社保庁が管理している)あなたの年金履歴の全てが詰まっており、自身の年金を考え、見直すのには格好の資料となります。しかも、誕生月に毎年送られてきますので、年金受給までまだ先の話だから・・・と捉えるのではなく、1年間を見直し自身の老後に備える準備と考えましょう。


賛否両論あるでしょうが、自身の加入歴がわかり、しかも毎年送られてくる・・・・それ自体はいいことだと考えます。これを機に年金制度に対する理解を深めましょう。

ねんきん定期便

ねんきん定期便って・・・・何?

 「消えた年金」を解決するために、昨年まで全受給者・加入者に対して送付が行われた「ねんきん特別便」。これ自体まだ解決はしていないにもかかわらず、制度の中にいる被保険者は毎月保険料を強制的に納めなくてはなりません。
 ただ、賦課方式といえど、保険料を納付した実績は被保険者自身の将来の年金の基礎となるもので、被保険者にとっては納めることに不安をもつ方々も多いはず・・・。その不安を払拭し、年金制度を継続的なものとするためには、支え手である現役加入者の理解の下で保険料を納めることができる環境が必要です。

 。そのために、現役加入者が「納めた保険料はどれくらいで、自分が将来どのくらいの年金が受給できるのか」を常に把握できることが大事で、そのことが安心につながります。これを現役受給者の年金記録の統合と同時進行で進めていかなくてはなりません。


 そうして平成21年4月より開始されるのが「ねんきん定期便」です。


送付対象者:国民年金・厚生年金の現役加入者→被保険者

送付時期:毎誕生月(但し、月初め生まれの方は前月に送付)



定期便には封筒が2種類あり、色分けされてあります。
オレンジ色の封筒:年金記録に「もれ」や「誤り」のある可能性の高い方
水色の封筒:それ以外の方

ねんきん定期便に何が載ってる?

(社会保険庁のHPより引用)
(平成21年度)
  @ 年金加入期間
A 年金見込額
50歳未満の方・・・ 加入実績に応じた年金見込額
50歳以上の方・・・ 「ねんきん定期便」作成時点の加入制度に引き続き加入した場合の将来の年金見込額
なお、既に年金受給中(全額停止も含む)の方には、年金見込額はお知らせしません。
B 保険料の納付額
C 年金加入履歴
D 厚生年金のすべての期間の月毎の標準報酬月額・賞与額、保険料納付額
E 国民年金のすべての期間の月毎の保険料納付状況

(平成22年度以降)
  <節目年齢時(35歳、45歳、58歳)の方々>
 平成21年度と同じ内容(@ 〜E)の記録を更新してお知らせします。

<上記以外の方々>
 上記@〜Bについて、記録を更新してお知らせします。また、上記D及びEについて、 直近一年分をお知らせします。

 社保庁のHPをそのまま引用しましたが、これだけの情報が毎年送られることになります。但し、ここはやはり年金制度で、相当な情報量だけあってパッとみて全てがわかるような代物ではありません。つまり、目を凝らして熟読しないとわかりにくい内容となっています。

 でも、これが今の年金制度の実態であり、一人の年金にこれだけの情報(本当はもっと多くの情報・・・配偶者等の情報が必要)がないと年金額を計算できないしくみになっているのです。

ねんきん定期便が来たら?

 送られるねんきん定期便には「年金加入記録回答票」が同封されており、回答票の色によって回答(返送)しなくてはならない場合があります。

 青い用紙→→青い「年金加入記録回答票」が同封されていた方は、以下の方で「もれ」「誤り」がない場合も必ず回答しなくてはなりません。
○「ねんきん特別便」に回答していない方
○58歳になる方
○標準報酬月額に誤りのある可能性がある方


 白い用紙→→白い「年金加入記録回答票」が同封されていた方は、上記以外の方で、「もれ」「誤り」がない場合は回答の必要はありません。




 ねんきん定期便は、現役加入者に対して毎誕生月に送付されることになります。つまり、1年に1度は年金の加入履歴を自分で確認できるようになります。
 国民年金のみに加入している方にとっては、直近の1年間に保険料を納付したかどうか、厚生年金の被保険者の方は、自分の給与と標準報酬月額を確認することができます。

 ということは、年金受給はまだまだ先であったとしても1年に1度は意識して加入歴や標準報酬をチェックする必要があります。つまり、毎年自分の納付状況をチェックし監視する機会が与えられることで、「お国がやることだから信頼していた」・・・だけでは済まなくなり、自己責任を果たす必要がでてきます。


特別便のときにもたくさんおられましたが、定期便が届いたら以下のことを実践してください。

まずは、封を開けてください。

そして、中身を確認ください。

さらに、書かれている内容に一通り目を通してください。

その上で、ご自身の履歴を振り返ってください。
最後に、わからなければご相談を・・・・^^→→→
「なんやねん?年金?サポートページ

その他
国民年金の独自給付
国民年金基金ほか
年金と税金
離婚時等の年金分割
加入漏れ年金問題について
年金記録探す手順を整理
審査請求と再審査請求
年金の歴史
消された年金問題@
ねんきん定期便
TOPへ戻る