なんでこんなややこしねん?

 「なんでこんなややこしねん?」題名を考えていて、クスッと笑ってしまいました。
関西弁って文字にすると本当に読みにくし、意味がわかりにくいですか?
まぁ、「どうして、こんなに複雑なんだ?」ってことです。。

 年金制度は複雑です。どうしてこんなに複雑になのでしょうか?
答えの一つに暫定措置・経過措置が多いから・・・・ということがあげられます。
経過措置が多いということは例外が多いのです。原則は○○○だが・・・、生年月日によって数値を読み替えます・・って具合に例外がとても多くなります。

 例えば、老齢厚生年金。老齢厚生年金の支給は60歳から受給できる。しかし、現在の厚生年金保険法では老齢厚生年金は65歳からの支給です(厚年法42条)。
でも現に60歳から受給されている方がたくさんおられ、55歳から受給されている方もおられます。
60歳からの老齢厚生年金は「特別支給の老齢厚生年金」(厚年法附則第8条)といわれるものです。


 昭和61年に行われた制度の大改正で、一部一元化されたことにより国民年金は基礎年金とされました。当分の間は60歳からの老齢厚生年金を特別支給としました。そして、平成6年の改正で給付の抑制という観点からこれまで60歳支給だった厚生年金の老齢年金の支給開始を国民年金とあわせるために段階的に65歳支給に引き下げていくことが決定しました。
昭和61年改正の「当分の間」は予告期間ともいえます。平成6年改正で決まる段階的支給引下げの予告期間だったのです。
 ちなみに今も「当分の間」の期間中です。65歳への引下げは約20年掛けて完結します。男性でいえば完全に65歳支給になるのは昭和36年4月2日以降生まれのかたです。

 「当分の間」(「予告期間」を含めて)がなければどうなるでしょう。極端な話、明日から受給できる予定だったものが5年後からの受給・・・なんてことになる可能性もあります。
そんなむちゃな話は誰も納得できるわけもありません。年金受給が近くなると年金による収入を考慮してライフプランを立てる人が大半だと思います。当分の間がないと備えることすらできなくなります。


 このような「当分の間」が経過措置になるわけです。



 受給額に関しても同じことがいえます。「○年○月○日生まれの人から○○円少なくなります・・・」では、誰も納得しません。だから、段階的に少しずつ減らしていくように経過措置がとられるわけです。
(とはいえ、誰にとっても少しの額でも減らされることは嫌なことですが・・・・・・)

 年金制度は(特に老齢の年金は)長期負担に長期給付です。1人の人を考えても約40年間納めて約40年後に受け取りを開始します。その40年間の間に経済は変動し、(ある程度の予測はつくものの)人口構成も変わります。戦中・戦後に保険料の支払いを開始した人が、やっと今になって年金が支給されるような年齢になっておられます。(私は詳しくは知りませんが)今と40年前とは生活もまったく違ったことでしょう。(一応、年金額には物価スライドなどがあり物価の上昇には対応していますが・・・・)
暫定措置に経過措置が重ねられ、どんどん複雑になっていった感があります。



 年金制度を維持していくためにはある程度の制度の変更とそれに伴う暫定措置・経過措置は必要です。
しかし、あまりにも複雑すぎます。つぎはぎだらけのような気もします。国からの説明も不足しています。
マクロ経済スライドなるものが導入されることになりました。・・・・わかいりにくい。。。。
制度設計の重要な要素になる出生率も見込より相当下がっていました。


 
 インターネットの普及によって年金に関する情報が得られやすくなりました。年金制度に関する関心も高くなっています。
暫定措置・経過措置は激変を緩和するためのもので、そのために複雑になっても大きな心(?)をもってみれば私達一人一人のためのもの・・・ともいえ・・・・・・・・ません・・・・・・か?

 ただ、国のやり方を監視し説明を要求することが重要です。

年金制度を良くして安心して生活するようにするためには、年金について今のような感心の高さを維持し、受給がまだまだ先の若者にも危機感を持ってもらい長い目をもって国のやり方を監視することが重要です。


 最後はうまくまとめることができませんでしたね。。すいません。。
 
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