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模型の撮影 (ライティング編)
今回は撮影方法をもう少し掘り下げてみましょう。


 光沢を強調する

自動車模型のようなグロス塗装された模型は、表面に光を写り込ませる(テカリを入れる)と光沢感が強調されてまた違った魅力が出ます。

同じ模型でも前回で写した画像と比べると随分雰囲気が変わりましたね。光沢感が出たのと同時にその効果で曲線的なイメージになりました。




さてどんな方法を使ったのかというと、このようなセッティングで模型に適度な逆光をあててやりました。

(1) メインライト
一番光量も強くするため一番模型に近づけてます。
(2) サブライトA
模型の前半分、ボンネットやフロントウインドウあたりにテカリを入れてます。
(3) サブライトB
模型のルーフから後ろ半分に周囲の写り込みを入れてます。模型にやや硬さを入れるためトレーシングペーパーなしの光にしてあります。
(4) レフ板A
銀レフ。模型のフロントまわりの光量を補わせてます。
(5) レフ板B
白レフ。サブライトからの光を正面へまわしてます。
(6) カメラ固定台
床撮影の場合だと三脚では位置が高いので、ビデオテープを積むと高さ調整しやすくて良いです。



模型への光沢を最適にするため照明の角度や距離を少しずつ変えてべストな位置を探り出します。

ちなみに今回は満足いく写真を撮るのにセッティングだけで軽く30分はかかりました。これではお手軽撮影とはちょっといえないかもしれませんが、時間をかけただけの効果はあったと思います。 



■ちょっとやりすぎの図
こちらはボツ写真。光沢感は強いけど、ボンネットの写り込みが「いかにも入れました!」という感じでちょっとわざとらしく感じます。またフロントウインドウには蛍光灯の形がモロ写ってますね。
これは画的にあまり美しいとはいえません。

光沢撮影は写り込み度合いをいかに上手くコントロールするかが要です。特に模型はその大きさ自体が小さいため写り込みが大味になりやすいのでご注意。





 自然光撮影

屋外で模型を写すとより自然な雰囲気に写ります。なぜなら人間の目にとって太陽光が一番自然な光だからです。

ただし画像のクオリティは天候にかなり左右されます。朝は青っぽく夕方は橙ぽくなり、時間や日を変えて写せばそのたび違うイメージになって光源として安定しません。
特に夏場はコントラストがきつく出るのでせっかくのディテールがとびやすくなります。レフ板を使って光を正面にまわしてやれば多少回避できますが、作りこんだ細部を撮影するのには向いていないかも・・・。

光源は好みや目的によって使い分けるのが良いでしょう。

また屋外撮影は模型が人工照明より本物ぽく写ります。本物の自動車や船や飛行機、戦車などはほとんどが屋外で見るものだから当然といえば当然ですよね。

その場合、カメラアングルに「人の目の高さ」を意識する事、そしてネタバレしてしまうような余計なものが一緒に写らないようにするのがコツです。
(さらに一歩踏み込んで、逆に本物に見えてしまうような景色を背景に入れればなお良し)




 とにかく撮りまくれ!

以上説明してきましたが、これらの事を忠実に守ってもいきなり一発目から良い写真は撮れないかと思います。というのはここに載せられてる写真も同じ物を何枚も撮った中の最良の1枚を載せてるからです。
ファインダーや液晶モニターごしにはキレイに見えていても、撮影して確認するとそうでもない事は良くあります。

太枠内が今回の採用画像
照明の配置やカメラの焦点位置など条件を少しずつ変えてとにかくじゃんじゃん撮りまくりましょう。「下手な鉄砲も〜」の格言じゃありませんが、使える写真が何枚か写ってるものです。

そしてこうした事を繰り返すうち、だんだん要領がわかって撮影枚数も自然と減ってくる事でしょう。
(2004/04/30)

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