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フロアマットの再現


ここでは「インテリアの効果的な加工」のページでも触れた「フロアマットの再現」を、もう少し深く掘り下げてみます。
カーモデルのインテリアはエクステリアに比べて省略されている部分が当然ながら多く、そのうちのひとつがフロアマットです。キットの組立説明書のとおり作ると、大概はこの画像のような感じになります。

ドアが開く模型やオープンカーの場合は効果絶大です。ドアが開かない模型の場合は、内装が少々省略されててもそんなに目立たないので、そのままでも構わないといえば構わないのですが、フロアマットは広い面積の装備品ですので再現すればそれなりの効果は期待出来ます。中を覗いたときに「こんなところまで作ってあるのか」と人々を唸らせる模型はやはり美しいものです。


そんなわけでいくつかの素材を使ったフロアマットの作例を紹介します。



フェルトを使う
今のところ私が一番よく使っている素材です。、当サイトのフジミ1/24カウンタックLP500LP400LP400Sは内装にこれを使用しています。

フェルトというのは羊毛とかの毛を固めた生地で、ご存じない人は帽子(キャップ)の生地なんかによく使われていると聞けば「ああ、あれか」と思われるでしょう。

ソールパッドは、タバコの銀紙を着色したもの。


フェルト製フロアマットの装着例。
やはり羊毛なので一番絨毯ぽく、そして柔らかく見えます。欠点は生地が分厚いことで1mmくらいはあると思います。車種にもよりますが、床がやや上げ底ぽく見えると言われればそうなのかもしれません。まあ気にならない程度だけど。

フェルトは手芸用品店へ行けば手に入り、多くの色数がありますので、その中から好きな色を選べます。模型に使うのですから大きなものは必要なく、価格も約20cm四方のもので 1枚100円程度かそれ以下と安価です。





すべり止めテープを使う
すべり止めテープなら何でもいいというわけじゃなく、100均ショップのダイソー製「すべり止めざらざらテープ」という製品を使います。お手軽でわりとよく知られてる方法で、実際に使ってるモデラーさんも何人か存じてます。

これがすべり止めざらざらテープ。色のバリエーションは何色か存在しますが、私が見つけた店舗には色数はあまりありませんでした。


すべり止めテープ製フロアマットの装着例。
1/24スケールにはちょっと目が粗い様な気もしますが、逆にメリハリがあって良いのかもしれません。フェルトのように毛羽立ちもないので手軽さでは一番かも。





サンドペーパーを使う
私が今一番注目している素材でして、作例としては1/24三菱GTOグラストップ仕様車に使いました。
魅力はやはり自由に着色可能なことで、理屈の上では純正品のフロアマットと同じ色にすることが出来ます。オリジナルアイデアのつもりでしたが、こないだ模型誌で紹介されているのを見つけました。誰でも思いつく事だったんですね・・・ orz
サンドペーパー製フロアマットの装着例。
未塗装のままでもご覧の通り結構いけます。今回は試しませんでしたが、つや消しクリアーを吹けばもっと落ち着いた質感になるかもしれません。
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サンドペーパーに塗装してみる
でもせっかくですから色を塗ってみましょう。それがサンドペーパーを使うメリットですから。

色塗りついでに、さらにもう一手間かけます。

ご覧のようにマスキングし、溶きパテを盛ってフチの刺繍部分を再現します。表面の目が軽く埋もれるくらいが適当かと。かなり濃い溶きパテを三回ほど塗り重ねました。



溶きパテ硬化後マスキングテープをはずして、一番無難な濃いグレーで着色。
軽くドライブラシをかけて陰影を強調したあとにつや消しクリヤーで質感を落ち着かせています。


装着例。
他の素材より手間かけただけあって、当然ながら一番ディテールが細かいです。





オリジナルデカールで柄入りフロアマットを作る
さてこのまま終わったのではありきたりなので、さらに一歩踏み込んでみます。

耐水ペーパーの水に強い性質を生かしてオリジナルデカールを貼り付け、柄物のフロアマットを作ってみます。これは前々から暖めてたアイデアでして今回が初の試み。

パソコンで作った柄をMDプリンターで無地のデカールに印刷します。

自作デカールは私の場合、シート全面に印刷するようなことはまずないので、必要な大きさだけを切り取り、こんな風にコピー用紙にパッチワーク的に貼り合わせて使ってます。

こうすることで給排紙による汚れや破損からデカールシートを極力守ることが出来ますし、さらにシートを最後まで無駄なく使い切ることが出来ます。



耐水ペーパーを塗装し、デカールを軟化剤を使って綿棒で押さえて空気と水分を抜き密着させます。

乾くと密着不足によりシルバリングが一部に残ることがありますので、その場合は上からさらにデカール軟化剤を塗り、シルバリングがなくなるまで綿棒で馴染ませる作業を繰り返します。

この辺はちょっと馴れがいるところ。


フチを塗り、最後につや消しクリヤーを吹いて質感を落ち付かせて完成。


装着例。
とってもカラフル&スポーティです♪一番最初に見たこのページの一番上の素組み画像と比べると、随分と華やかですね。


※追記 (2007/05)
その後、『ミラクルデカール』というインクジェットプリンター用水転写式デカールがK-TRADING社より発売されました。
インクジェットプリンターである以上ホワイトインクやメタリックインクがないのでその分用途は限定されますが、代わりにMDプリンターの限界だった中間色のモアレ現象やドットもなくキレイに出力されるので、上手に使い分けることでさらに用途が広がると思われます。


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それぞれの素材の厚み
素材の厚みは下の画像の通りです。

スケール的に厚みが実物に近いのは、
耐水ペーパー>ざらざらテープ>フェルト
となります。フェルトはざぶとんの厚みに近いかも。(苦笑)

ただし柔らかさを感じる素材感という意味では、
フェルト>ざらざらテープ>耐水ペーパー
となり立場が逆転しますので、それぞれの好みに合ったものを使えば良いでしょう。


(2006/03)
(2007/05 加筆)


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