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フジミ・エンスージアストモデルシリーズ 1/24ランボルギーニカウンタックLP400改造
ランボルギーニ カウンタックLP500 プロトタイプ 

制作期間:2003年12月〜2006年3月


クリックすると大きな画像がご覧になれます。

エクステリア俯瞰(6枚)
ドア&ハッチ・フルオープン&エンジン(8枚)
インテリア&細部アップ画像(12枚)


実車について

LP500とネーミングされたカウンタックのプロトタイプ(試作1号車)は1971年のジェネーブショーで発表されました。

ボディはスチール製、シャーシーは鋼板に角断面パイプのエンジンベイを組み合わせたもので、後の量産型とは全く違った構造になっており、これに新開発の試作5リッターエンジンを搭載していました(当初は間に合わせで4リットルエンジン)。デザインはミウラを担当したマルチェロ・ガンティーニによるもので、この試作1号車こそカウンタックのオリジナルデザインであり、そのファンは少なくありません。

大反響のあったLP500は量産化に向けて開発が進められましたが、ランボルギーニ社自体が経営危機に陥った時期に重なったために、新型エンジンの開発は途中で中止となって既存の4リッターエンジン搭載へと路線変更を余儀なくされたり人事の異動など、社内のゴタゴタに巻き込まれてとにかく苦難続きでした。

LP500最大の問題点はエンジンルームの冷却能力不足でして、対策でラジエターの位置を変えてドアサイドにNACAダクトを設けたり、上に潜望鏡型のエアインテークを付け足したりとその姿をオリジナルからどんどん変えていく事に。そして試作2号車である最初のLP400(シャーシーNo.1120001)が1973年に完成すると、試作1号車は衝突実験に使われその生涯を終えました。

ランボルギーニのフラッグシップカーの看板を背負って16年間もの長い間生産され、今もなお人々に愛され続ける名車カウンタックの生い立ちが大変な難産だった事は一般的にあまり知られていません。

ちなみに試作1号車のスペアエンジンは、日本でブーム当時LP500Sと呼ばれた赤のウルフ・カウンタック1号車に搭載され、その後はウルフ2号車、3号車と載せ換えられてアメリカに現存してるらしいです。また試作2号車も現存していて、ランボルギーニ本社のホールに展示されています。
ランボルギーニカウンタックLP500プロトタイプ制作記

この模型、メタ茶紫のLP400Sと一緒にアメリカの方から制作代行の依頼を受けた作品です。
LP500のキットは存在しませんので、フジミ・エンスージアストシリーズ 1/24 カウンタックLP400をベースに作りました。目指したのはいかにも改造しましたという雰囲気ではなく、「素組みに見える改造模型」です。

試作1号車はショーモデルであると同時に開発用の実験車両だったのでその姿が随時変化しており、その中で今回モデルとしたのは1971年の発表当時の一番初期のタイプです。
1/24エンスージアストモデルシリーズ26 カウンタック LP400 【Amazon】
LP500とLP400のデザインは似ていますから楽勝かなと思っていたのですが、それは大きな間違いでした。実際にそのまま使えたパーツはフロントウィンドウくらいであとはすべて改造か自作。それほど両車は似て異なる物でして、特に内装はほぼスクラッチビルドです。

品質には極力妥協しない方針と依頼者様からのかなりシビアな注文のためにリテイクを何度行なった結果制作は苦難を極め、完成までに約2年という気が遠くなるような時間がかかってしまいました。(ただしLP400Sと同時制作)
そんなこともあって今回は模型を作ってて初めて心底ツライと感じましたが、代わりに体得したスキルも大きかったです。
■ 第1回: ボディの改造
■ 第2回: シャーシー&エンジン改造
■ 第3回: ボンネットルーム&インパネの制作
■ 第4回: インテリアの制作
■ 第5回: エンジンルームの制作&フロントフェイスの修正
■ 第6回: ホイール・ドアハッチ類の改造
■ 第7回: ヒンジの調整&細部パーツ取り付け



参考資料 【amazon.co.jp & amazon.com】
今回LP500の制作にあたって利用したカウンタックの資料本です。依頼者様から提供していただきました。
■Lamborghini Countach (LP500, LP400 & LP400S: 1st edition)
著者:Jean-Francois Marchet & Peter Coltrin
出版社:Osprey Publishing Ltd.
1981年発行・136ページ・英語
ISBN 0-85045-390-9
THE LAMBORGHINIS: A Collector's Guide (From 350GT To Jalpa)
著者:Chris Harvey
出版社:Motor Racing Publications Ltd.
1982年発行・172ページ・英語
ISBN 0-900549-69-6
■Illustrated Lamborghini Buyer's Guide
著者:Rob de la Rive Box
出版社:Motorbooks International
1983年発行・60ページ・英語
ISBN 0-87938-173-6
■Rivista Lamborghini Review #1 Limited Edition of 2000 copies
著者:Stefano Pasini
出版社:Automobilia
1988年発行・116ページ・英語/伊語
ISSN 03947122
■Automobili Lamborghini: Catalogue raisonne, 1963-1998
著者:Stefano Pasini
出版社:Automobilia
1998年発行・271ページ・伊語/英語/仏語
ISBN 88-7960-017-6
■Lamborghini Countach
著者:Jean-Marc Borel
出版社:Motorbooks International
1985年発行・英語/仏語/伊語
ISBN 2-903652-01-5
■Lamborghini: the Legend
著者:David Hodges
出版社:Parragon
1997年発行・80ページ・英語
ISBN 0-75252-073-3
■Lamborghini Countach
著者:Graham Robson
出版社:Haynes Publications
1986年発行・64ページ・英語
ISBN 0-85429-589-5


■お勧め本
■カーモデリングマニュアル vol.12 【Amazon】
出版社:ホビージャパン・2004年発行・98ページ
ランボルギーニ車特集号。カウンタックは、LP500、LP400、LP500R、レインX・アート・カウンタックが掲載。他にもガヤルドとムルシエラゴR-GTのフルスクラッチや、ハセガワ製ミウラのフルオープン化改造など、達人よる多くの作品が掲載されています。「エンスー・カウンタック攻略法」なる制作ガイドも便利。
(サンプル画像)




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