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ハセガワ 1/700ウォーターラインシリーズ・ディテールアップ
旧日本海軍航空母艦 赤城 制作記モデファイ編.
加賀より以前に作った赤城は技量的に見劣りする部分があるので、一航戦のジオラマにして並べると不自然さを感じるのは否めません。そこで気になる部分を再度修正してやることにしました。



艦橋再制作
思いきって赤城の艦橋を作り直す事にしました。
というのはあの艦橋は出来は決して悪くないのですが、ハセガワのキットの形状を元に製作されているため実物の形状とは違った解釈の部分が多くあるのです。(後になって詳しい資料が手に入ったため判明)

今回はキットをベースにではなく、図面から正確に採寸したものをプラ板に製図して部品を作りました。赤城の下部艦橋は後ろにいくにしたがって絞り込まれているという独特な形状をしているため、プラ板の積層による2ピース構成にしました。



下部艦橋と羅針艦橋を接着して継ぎ目を消し、0.2mm真鍮線によりジャッキステーと配管を再現します。さらりと書きましたが、実はここまでもってくるのにトライ&エラーの繰り返しで、約10日かかりました。艦橋基部のブリスターはエポキシパテによる造型。



赤城艦橋製作の最大の難所である下部艦橋の複雑な面取りのアップ写真。
一階、二階までは前部が曲面構成になってますが、三階から上は角型になり、羅針艦橋前部の角度と平行でツライチになっています。
このエッジをいかに鋭くかつ正確に真っ直ぐ出せるかがポイントでして、コーナーにパテを盛り付けペーパーがけをして作り出しました。この感覚ばかりはもう説明のしようがありませんでして、「指先で形状を感じ取る」としか言えません。



艦橋前部スポンソンは左側面積が広く、ブルワークも半分だけで残りは手摺りという複雑な形状です。
後部スポンソンもやはり左側が広くとられています。
艦橋頭頂部にある4.5m高角測距儀は今回オーバースケール覚悟でモールドを目いっぱい入れてみました。
前部スポンソン 後部スポンソン 4.5m高角測距儀


各パーツを仮組みしたところ。ちなみに左舷の探照灯用スポンソンはまだ製作していません。



全体にサーフェイサーをかけて細部をチェックしてラッタルをメッシュエッチングパーツ、突起物を真鍮線で製作します。
なお今回ループアンテナは再製作しましたが、周りのテンションワイヤーを0.1mm真鍮線を使って再現し、上げ底構造なども細かく再現してみました。
ラッタル、突起物を付ける。 上げ底部分やテンションワイヤーを再現したループアンテナ



双眼望遠鏡やスポンソンなどを取り付けた後に船体色を吹き、シャドウとハイライトを入れてやってメリハリをつけてやります。その後細かい部品を取り付けますが、伝声管は0.3mmの真鍮線製。黒板は壁にベタ付けではなく少し手前に浮いてるのがミソ。探照灯はファインモールドのクリアパーツに変更。手摺りに張られてるキャンバスは付けてみましたが、ないほうが模型として見栄えがしたため今回は撤去。

これにて艦橋の再製作は終了。
船体色を吹いたところ 完成画像




艦橋下構造物の改造
寸法を正確に計算して再製作した艦橋は全長が長くなるため、艦橋下の構造物とアンバランスになるのでこちら側も幅を広く改造しました。また、前方の奥行きにプラ板を足して角度を変更しています。
本来はこちらのほうが正しい形状のようですが、以前はそのままのほうが艦橋とのバランスが合っていたのでオミットしていた部分でした。なおジャッキステーは作業の邪魔になるので取り外し、再度製作しています。
旧形状 新形状




飛行甲板のリペイント

遮風柵や探照灯を取り除き、マスク出来る部分は出来るだけマスクして飛行甲板を塗りなおします。甲板上のマーキングはこの際塗りつぶしてしまい、もう一度描き直す事にしました。

赤城の甲板は以前6色くらい使用して塗装したのですが、今回は10色以上を使い、さらに色に深みが増すように何回も重ね塗りしました。
赤城はせっかく木甲板部面積が一番大きい空母なのですし、今後退色することも考えて今回は加賀と同じかそれ以上に諧調の差を大げさに表現しています。色がどぎつくならないコツとしては、色の濃淡だけでなく、白や黄の含有率も変えて諧調を出したほうがより自然な雰囲気に仕上がります。





信号旗マストの再製作

信号旗マストは部品を一度バラバラにし、再度組みなおしました。以前は技量の限界で横軸の支柱を2本しか入れれませんでしたが、今回は実物どおり3本再現しました。また頭頂部の形状も、少し変更してあります。
信号旗もいっしょに再製作。戦闘中を意味する事で有名なZ旗を新たに加えています。
ここのパーツは現在ハセガワから赤城用エッチングパーツが発売されています。





モデファイ終了


艦橋を船体に接着します。その他の外したパーツも再接着し、張り線を再度施して完成です。艦橋だけを作り直す予定でしたが結局船体側もそれに見合った改造をせねばならず大幅に予定は狂いましたが、これで加賀と並んでも見劣りのする事のない機動部隊の旗艦になりました。


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