Cephalaspidea 頭楯目
オオシイノミガイ類
和名;コンシボリガイ
英名;WAVY-LINED BUBBLE
学名;Micromelo undatus

体長;13mm
観察地;スラッグリーフ 
深度;-12m
観察日;2003年7月26日

 「うみうし」って何?と聞かれると、「貝殻を持たない貝」と答えることが多い。但し例外はあるし、ウミウシ=裸鰓目とするならば、私たちが「うみうし」と呼ぶものの幾つかは『ウミウシ』ではない。それでも広い括りで「うみうし」と呼べるものなら、ここでは「うみうしのなかま」として、差別することなく取り上げたいと思う。
 今月のうみうしは、その例外の一種。和名の通り、しっかりと貝殻を背負っている。が、貝殻の中に身体を隠すようなことはしない。では何のための貝殻か?役に立ってるのか?という疑問はある。最近あるヨーロッパの古い町に暮らす人の話を(間接的にだけど)聞いた。そこに住む人たちは、「いくら機能が優れていても、デザインが良くないものは絶対に持たない」そうだ。この種をみた時、その言葉を思い出した。きっと何かの役には立っているのだろう。例えそれが、機能を伴わないデザインであったとしても、私は充分納得できる。



(参照)
「ウミウシガイドブック」小野篤司著 
「1001 NUDIBRANCHS」 Neville Coleman著 p-118
「Coral Reef Animals of the Indo-Pacific」Terrence M.Gosliner/David W.Behrens/Gary C.Willams 著 
「ウミウシ学」平野義明著