あなたの貴重な人生 

牧師 小島正義


『あなたがたには、明日のことは分からないのです。
あなたがたの命は、いったいどのようなものですか。
あなたがたは、しばらくの間現れて、それから消えてしまう霧にすぎません。』
(ヤコブ書4の14)



私たちの人生の前提は何でしょうか。何を前提として生きているのでしょうか?私たちの人生は”明日”を前提として生きているのではないでしょうか。もし明日がやってこないとしたら、私たちの人生の生き方が変わるのではないでしょうか。

しかしヤコブの教えは明日のことは分からない。人間の生命はどうなるか分からない。私たちの人生は霧のような不確定なものなのだと言っている。霧というのは水蒸気の湯気のようにすぐに消えてしまう。又、一吹きの煙のようにどこかに消えてしまう。私たちの人生もそのようだと言うのです。

霧のような人生とは、どのような人生でしょうか。その特色(性質)について考えてみましょう。第一にそれははかない(虚しい)人生です。深い人生体験をしたソロモン王は実感を込めてこう言いました。「空の空。すべては空。日の下でどんなに労苦してもそれが人に何の益になろう。」。私たちの人生はどこをつまんでみても、空っぽで、周りには虚偽と虚栄がべっとりとくっいている。何とも満足のない虚しい、はかない人生である。第二に霧のような人生の特色は、発生の不明瞭なことである。ちょうど霧の発生が不明瞭のように−−進化論者は不明瞭な理論を持って人間の発生を証明しょうとしているが−−私たちの人生の発生も不明瞭(もし真の神を考慮しないとしたら)なのである。私たちの発生は神の創造によっているのである。

最後に霧のような人生の特質は、つかみ所のない人生。霧を捕らえようとしても私たちの手の中には霧は少しも残らない。そのように私たちの人生で私たちは自分のためにいったい何を捕らえ残したのでしょうか。財産、名誉(地位)、知識でしょうか。しかし、これらのものは私たちの死の時にの評価に充分に耐え得るでしょうか。不可能ですね。

ヤコブはこう言っています。「主の御心なら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしょう。」神にある人生を生きて下さい。