レンガ造りの風格のある煙突。しかし、どこかちょっと勝手が違う。

喜界島の青い空に向かってスッと伸びている・・・

というのは過去のこと。この煙突、今は屋内にあるのだ。

「もう使っていないので撤去してもいいんですが、この辺りに何かいる感じがするんで」

と、黒っぽくなった辺りを指差しながら蔵元の喜禎さんは言う。

そう言われると、何か息づかいのようなものを感じてしまう。

そこに棲みつく「何か」と共に、今は時計台となってこの蔵を見守っている。


戻る