パトロネージュ


パトロネージュとは芸術家などを金銭的に支援することです。そしてパトロネージュをする人のことをパトロン(支援者、後援者、賛助者、奨励者、スポンサー)と呼びます。

かつて、王侯貴族は芸術家に支援を行い、文化の発展に寄与してきました。ルネサンス期のイタリアでは、フィレンツェの大富豪メディチ家(後のトスカーナ大公)がレオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ・ブオナローティ、サンドロ・ボッティチェリと言った芸術家を支援したことは有名です。また、18世紀においては音楽文化が隆盛し、英国王ジョージ1世がゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルを、神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世がヴォフルガング・アマデウス・モーツァルトを、神聖ローマ皇帝末弟ルドルフ大公がルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンを支援したことは有名です。

その他、王侯貴族や大富豪が肖像画を描かせたり、彫刻を造らせたり、豪華な調度品を造らせることによって、多くの芸術家が生活の糧を得、新しい作品を生み出すことができました。その結果、後世に残る名作を残すことができました。彼らの作品は今尚我々の眼と耳と心を楽しませてくれます。

こう見るとパトロネージュは王侯貴族や大富豪のものだけに見えますが、現代においては一個人でも簡単にパトロネージュをすることができます。例えば、オーケストラやオーケストラホール、オペラ団体、劇団などは多額の運営資金が必要です。その運営資金は演奏会だけでは賄えないのが現状なので、運営資金を協賛会員、パトロネージュという形で募っているケースがあります。一口数万円から出来るので、パトロネージュで芸術、音楽、文化振興に一役買って、王侯貴族の気分を味わってみるのも面白いかもしれません。その他、公益財団法人や慈善団体、国連関連団体なども、その都度、毎月一定額の銀行口座自動振替、年会費と言う形で寄付や支援を募っております。ノブレス・オブリージュとして、世の中に役立つことにお金を使うことも良いかもしれません。

 


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