同君連合


同君連合とは、複数の国が同一の君主を戴く状態(同一の人物が複数の国の君主を兼ねる状態)のことです。同君連合には以下の2つの形態があります。

1.人的同君連合(身上連合、英語名:Personal Union)

同君連合の各構成国がそれぞれ独立した主権を持ち続ける形態の同君連合を人的同君連合(身上連合、Personal Union)と呼びます。この場合、各構成国は同一の人物を君主に戴いているだけでそれぞれれっきとした独立主権国家ですので、統治は各構成国政府がそれぞれ行い、相互に干渉する事は出来ません。
 
君主
A国政府 B国政府
 
<主な事例>
・イングランド王国とノルマンディー公国(1066年〜1154年)
・イングランド王国とスコットランド王国(1603年〜1707年)
・グレートブリテン王国とハノーファー選帝侯国(1714年〜1837年)
・ネーデルラント王国(オランダ王国)とルクセンブルク大公国(1815年〜1890年)
・デンマーク王国とノルウェー王国(1523年〜1814年)
・スウェーデン王国とノルウェー王国(1814年〜1905年)
・グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)と英連邦王国構成国(現在)

2.物的同君連合(物上連合、英語名:Real Union)

同君連合の各構成国の上に中央政府が置かれ、各構成国が中央政府にコントロールされる形態の同君連合を物的同君連合(物上連合、Real Union)と呼びます。この場合、統治に必要な権限は中央政府に委ねられ、各構成国政府の権限は制限されます。
 
君主
中央政府
A国政府 B国政府
 
<主な事例>
・デンマーク王国とノルウェー王国とスウェーデン王国(1397年〜1523年)→カルマル同盟
・オーストリア帝国とハンガリー王国(1867年〜1918年)→オーストリア=ハンガリー二重帝国

なお、同君連合が構成される原因は以下の通り。

・王家の断絶により他国から君主を迎える場合
・婚姻による場合
・他国を併合する場合
・同盟による場合
・他国によって征服された場合
・統治下の非独立国、属領に広範な自治権を認めた場合


 


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