金盾


金盾」(きんじゅん、ジンドゥン)とは、中国(中華人民共和国)の巨大インターネット検閲システムのことです。「Great Wall」(万里の長城)をもじって「Great Firewall」と呼ばれることもあるそうです。中国国内から検索エンジンで以下ような単語を検索すると、政治思想等を中国政府から問題視されてブラックリスト入りとなり、インターネット接続が切断されたり、インターネット上での行動を厳しく規制・監視される恐れがあるそうです。

・天安門事件(例えば四五天安門事件、六四天安門事件)
・法輪功について
・反共産主義について
・民主政治について
・台湾問題 (例えば台湾独立、中華民国総統選挙)
・チベット独立(例えばチベット独立、チベット動乱、ダライ・ラマ)
・密輸について(走私)
・公金の使用の問題について
・多党制
・専制
・激流中国(NHKスペシャルのシリーズ名)
・中国共産党について
・中華人民共和国の歴史問題(例えば文化大革命、毛沢東)
・ポルノグラフィ(色情)
・六合彩、ギャンブル(賭博)


2008年3月19日現在、中国のチベット自治区で発生している暴動事件についてもこの「金盾」によるインターネット検閲が行われているようで、中国国内からは検索エンジンサイト「Google」や動画投稿サイト「YouTube」への接続が切断され、暴動事件の情報が外部に漏れないように操作しているようです。あと、この「金盾」の開発、運用には米国の大手システムベンダーが関与しているそうで、米国内でも問題になっているそうです。「金盾」の開発、運用に関与していると言われているシステムベンダーは以下の通りです(並びはABC順です)。

AOL
http://www.aol.com/

Cisco Systems(シスコ・システムズ)
http://www.cisco.com/

Google(グーグル)
http://www.google.com/

McAfee(マカフィー)
http://us.mcafee.com/

Microsoft(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/

Motorola(モトローラ)
http://www.motorola.com/

NORTEL(ノーテルネットワークス)
http://www.nortel.com/

Sun Microsystems(サン・マイクロシステムズ)
http://www.sun.com/

いずれも、OS、ネットワーク、セキュリティ、検索エンジンの大手ばかりです。資本主義の米国の企業が共産主義の中国のインターネット検閲システムを作っているとはなかなか興味深いことですね。もしかすると、米国では実装出来ない技術の実験場として上手く中国を利用しているつもりなのかも知れませんが、逆に技術を奪われて、ハッキングやクラッキングを受けないことを祈るばかりです(もうやられてるかな?)。

 


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