ヴィレッジヴァンガード
のジュークボックス(#02)


ひとりでいかなきゃだめなんだ
ひとりにならなきゃだめなんだ



連休なんて絵空事だと思っていた。何所かの誰かが言い出した馬鹿馬鹿しい都市伝説。そんなものだと思っていた。でも実際はそうでもないらしい。世間は、きっちり働きそして休みを取る人達と、あまり働かなくてもいい人達で溢れていて、なのに僕はそのどちらにも入れずに、そのどちらともに食事を供する人達になった。


鹿巻くんに「旅にでるよ」とメールを書いてから、なんだか何故だか旅先のイメージが変化してしまった。確かに私には行きたい見てみたい場所があって、そのために計画も着々と進んではいるのだけれど、普段抱えている心配事や悩み事、そしてその答えがそうであるように、きっとそこにたどり着いたら「これはちがうな。」とやっぱり思ってしまう気がしてならない。かといって、新しい冒険を思いつくこともそれを実行することも私にはやはりできなくて、なんだかなあ。どうしたものかな。
でも今回わかった。私って計画立てるのが好き。でもその計画に振り回されっ放し。欲張るから、ぎゅうぎゅうの計画しか出来なくて。だけど計画を立てなければ先が見えなくて、やっぱり不安でたまらない。ああ、この感覚。なにかに似てる。


結局僕も旅に出たいのだな。遠くの町での色々な人との出会い。でも週一の休みではその願いはどうにもならないのだ。ただ旅を感じる事はできる。「人生即ち旅」。そんなイニシエの言葉でさえ、今の僕には深く共感できる。ただ共感できることで、僕はいま病んでいるのだな、とは思う。「物語の主人公は貴方自身」。この言葉にはいまひとつ共感できない。だからまだ僕は大丈夫なのだと思う。ただ人並みに病んでいる。それをイベントにできる程度に病んでいる。


>私はなにか確信がないと駄目みたい。
>旅はぶらりじゃなくなりそうです。


■#02■
青い空は遠くなってゆく
あなたの言葉やぬくもりを思い出したら
夕凪が言葉も云わず暮れてゆく

僕は今日も変わりなく何かのために生きている


こんな事は云いたくないのさ
―くるり「青い空」






曲。