仕事に、プライベートに、高みを目指して頑張る女性が多くなりました。けれども、夢や成功に対して強い願望や意欲もあるのに、なぜかうまく力を出せないと悩んでいる人も少なくないようです。
自分が何をしたいのか、どうしてつまずいてしまうのか?なりたい自分になるためには、まず自分を知ることから始まるのかもしれません。今週のCherは、「催眠療法」をご紹介します。
人間の心は3つの構造で成り立っているといわれます。まず
「本能」
と言われる原始意識。それから、過去の体験やそれに基づく感情によって形成される
「潜在意識」
。原始意識と潜在意識は、通常は意識できない無意識下に潜んでいます。そして、12、3歳頃に形成されるといわれる、論理や知性、意志の力をつかさどる
「顕在意識」
。普段私たちが自分の意志として意識しているのは、この顕在意識ですが、右の図を見てもわかるとおり、実はこの部分は、心全体の12%しかありません。そこに、私たちの努力がなかなか実を結ばない、という理由があるのです。
潜在意識と顕在意識の力関係は、「氷山」をイメージするとわかりやすいでしょう。海面に出ている氷山は、実は全体の大きさの10%に過ぎません。豪華客船『タイタニック』が氷山と激突して沈んだのは、船の表面が海上の氷山に触れてできた傷のためではなく、デッキの下の水面下で被った損傷のためだったのです。
「こうしよう」「ああしなければ」という顕在意識の力で考える私たちの努力がなかなか実らないのは、わずか12%の顕在意識で巨大な潜在意識を制御しようと試みるから。本当に自分を変えたければ、この潜在意識の力に働きかけなければなりません。
催眠療法(ヒプノテラピー)
は、人為的に潜在意識に入り込む状況を作り出し、現在の生活に悪影響を与えている原因を探って、抑圧されていた感情を解き放つという療法です。催眠療法の一部には、幼児期や胎内にいるときの記憶だけではなく、時には過去生(前世)の記憶にまでさかのぼる
「前世療法」
もあります。
催眠療法は、ノイローゼ、動揺、不安、不眠、無気力、憂うつ、心気症、恐怖症、強迫神経症などの心因性疾患に効果があるほか、一般的には体の疾患と受け取られている不眠症、頭痛、肩こり、食欲不振、偏食、乗り物酔いなどにも効果があるといわれています。
玉川高島屋がリニューアルし、オシャレな女性達の間で最近人気再燃している二子玉川。その街にあるヒーリングサロン「ジェナ二子玉川サロン」に、この催眠療法のメニューがあります。施術を担当してくださるのは、山本ユキさんです。
まずインタビューシートに必要事項を記入。その後、催眠についての説明を受け、セラピーの目的や動機付けについて確認します。
ベッドに横になり、施術開始。全身のリラクゼーションを行い、その後過去の記憶にさかのぼる退行催眠などの誘導に移ります。
覚醒、解催眠し、セッション中に見たことや話したことについて話し合い、終了します。初回は2時間程度かかります。
施術者(以下S):
美那子さん、聞こえますか。
黒川さん(以下K):はい。
S:
いま、どんな感じですか?
K:ぼうっとしています・・・・手がすごく冷たいです。
S:
それでは、美那子さんの人生の中で最初に手が冷たくなったときのことを思い出してください。何歳くらいの美那子さんが見えますか?3つ数えたら答えてくださいね(施術者が3つカウントする)。
K:3歳・・・4歳くらいの私がいます。
S:
何をしていますか?
K:ブランコをこいでいます。
S:
楽しそうですか?
K:いいえ。
S:
どうして?
K:無理にこがなくてはいけないからです。
S:
どうして?
K:こがないと怒られるから。
S:
誰に?
<以下略>
取材ということもあり「もし何も感じられなかったらどうしよう」と緊張して臨みましたが、体にエネルギーを感じ始めると、体の中がいつもと異なる感覚に入っていきました。その感覚から、子供の頃のシーンにつながっていくのは不思議な経験でした。ただ、子供の自分と対面する時があるのですが、私の場合「見たくない」という思いがでてきてしまって・・・。自分でも見たくない、と思い、ブロックしていた記憶を見るためには、「自分が癒していこう」という意図が必要なのだ、ということを痛感しました。
あと、私の場合は、いつものクセでついじゃらじゃらアクセサリーをつけていったのですが、もっとリラックスできる服装の方がいいかもしれないです。精神的に入り込めば気にならなくなるのですが、最初のうち意外と気になってしまったので。
黒川さんだけでなく、誰の中にもブロックは存在します。当初は防衛本能から「見たくない」と思いブロックしていたことも、「自分」を生きるためにはネックとなってきたこともあると思います。「なぜか続かない」「どうしても一定の人間関係が上手くいかない」「自分に自信がない」等の問題が浮かび上がってきた時こそ、自分を見ていくチャンスかもしれません。
感情のブロックが取れることによって、体の状態も改善されることもおおいにあります。
「ありのままの自分を認められるようになる」
ことの素晴らしさを、多くの人に味わっていただけたらと思います。
【取材協力】
サロン・ド・スウィン ジェナ二子玉川サロン
>>
http://www.shwin.co.jp/jena/
世田谷区玉川3-20-10 メリス玉川305
TEL 03-3707-2041 <完全予約制>
営業時間:11:00-22:00(平日) 12:00-20:00(日・祭) 無休
催眠療法:1回1万500円(消費税込)
ジェナでは催眠療法の他、エステティックなどの施術も行っています。
なお、催眠療法の受付は、定日・休日とも15:00までなのでご注意ください。
「催眠療法特集」いかがでしたか?
上手くいかないと、「意志の力ではできないこともある」・・・と悲観しがちな私たちですが、「自分を認めてあげること」もまた深層の意志によるもの、と感じられた取材でした。
個人差はありますが、月に1度くらいのセッションを受けるくらいのサイクルで、半年ほど経つとほとんどの人に変化が見られるとか。
「行けば簡単に治してくれる」と安易な気持ちで受けることは慎みたいですが、自分自身を癒そうと強く願っているのであれば、一つの方法として考えてみてもいいかもしれませんね。
以下のサイトや書籍にも催眠療法のことが紹介されています。サロンに行くのは遠方で難しいが、興味がある、という方は、まずはこちらも参考にしてみてもいいかもしれません。
◆参考文献:
・『
あなたの人生を変える催眠療法―リンダ・ローズ博士の「潜在意識」活用マニュアル
』
(リンダ・ジョイ・ローズ) / 雷韻出版 1600円
・『
前世療法―米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘
』 (ブライアン・L・ワイス) / PHP研究所 1460円
・別冊宝島 『
前世療法
』 / 宝島社 890円
・『
生きがいの創造―"生まれ変わりの科学"が人生を変える
』 (飯田史彦) / PHP研究所 1460円