エンジン

 

 電動カーにはモーター、エンジンカーには当然エンジンが必要です。ラジコンのレースのカテゴリーによってエンジンも排気量別に決まってるんですが、今回はインファーノに積んでいる1/8用エンジン(通称21エンジン)の画像です。

 ラジコン用のエンジンは、排気量によって「21エンジン」や「12エンジン」など、頭に「21」とかの数字がついてます。これが排気量の数値ですが一般的な「cc」(シー・シー)でなく、たしかアメリカとかで使ってる?「キュービックインチ」とかいう単位だそうです。ちなみにこの21エンジンは、ccにすると3.5ccの排気量。飛行機なんかはもっと大きなエンジンもありますが、車用エンジンとしては大きめなんです。たった3.5ccでもこの画像のエンジンは28000rpm時に2.2馬力も発生してくれるんですが、現在の最新式エンジンは当然もっとパワーがあります。

 そして実車と違うのが燃料はガソリンじゃなく「グロー燃料」といった物を使います。大きなエンジンカーなんかは実車用(というより芝刈り機とかに使ってるような)2サイクル用燃料を使うものもあるんですけどね、通常はグロー燃料といった専用品を使います。プラグは付いてますがイグニッションコイルとかで高電圧として点火するのではなく、最初だけ外部電源を使用してプラグ内部にあるコイルを加熱させます。そしてクランキングすると圧縮時の圧力でさらに高温となりグロー燃料が着火。1度火がつくと外部電源コードを外しても圧縮工程ごとに高温高圧でプラグの点火がうまい具合に続くって訳なんです。だから走行時はプラグコードなんて付いてなく、実車に慣れた人が見ると不思議な感じかもしれませんね、エンジンヘッドにプラグが装着されてるだけなのにエンジンが回ってるんですから、見た目上は。そしてもちろんラジコンとはいえプラグにも熱価が存在し、種類も豊富にあってセッテイングも出来るんです。さらにグロー燃料には「ニトロ・メタン」を配合して爆発力をアップさせたタイプもあります。

 新品エンジンのならし、走行後のメンテナンスなどモーターと違って面倒なのがエンジンカー。でもあのパワーと音、排気の臭いも独特ですが嗅ぎたくなってきてしまう臭いです。要するにハマルと楽しいんですね。

 

 通常、エンジンカーのエンジンは2サイクル単気筒ですが、改造して空域モデル用のロータリーエンジンを搭載したり、一部のメーカーではキットでも売られてますが4サイクルエンジンモデルもあります。 画像では分からないですが、アルミそのままのシルバーの部分がエンジン本体。エンジンブロックって事ですね。上に付いてる赤いパーツは、ヒートシンクだったりするんです。空冷エンジンなのでブロックに付いてるヒートシンクだけでは放熱が追いつかないので、ヘッドと一体となってる大きなヒートシンクなんですね。一応エンジンブロックとの間にはヘッドガスケットと燃焼室部分となるシリンダーヘッドがヒートシンクと一体形状となってます。エンジンの種類によって燃焼室部分が別にある物もあるようですけどね。
   
 これがキャブレター。これもまた空域モデルには電子制御式燃料噴射装置(こう書くと長いですが、要するにEFI)もありますが、通常はキャブレターです。メーカーによって形状も様々で、本体が樹脂製のはエンジンからの熱が伝導してこないから燃料の気化に悪影響が少なく済むとか言われたりもしています。これは調整用のニードルが3箇所ありますが、アイドリングからフルスロットル状態までの燃調を実車用と同じ様にセッテイングしないと100%のパワーを発揮してくれません。
   
 昔はエンジンの側面に排気ポートがついてるエンジンもありましたが、効率を考えると画像の様な正面に排気ポートを開けるのがいいようです。あれ?この手のエンジンは「後方排気タイプ」と呼ばれてるので、この面が後ろとなるんでしょうか?って事はクラッチ側が正面かなぁ、その辺よく分かりませんけど。
   
 これがクラッチ。実車でいうところの「ドラムブレーキ」とほぼ似たような感じです、作動した時の仕組みなんかは。シャフトに付いてるブレーキシューの様な物が「クラッチシュー」。片側1箇所だけピンで取り付けされて、そこを支点に可動(開く方向に)するようになってます。クラッチ周辺には細いバネが1周巻かれてて、ある程度クランクシャフトの回転速度が上昇するとバネの力よりクラッチの重みの遠心力が強くなり、開く方向にクラッチシューが動いてドラム部分内側に張り付くようになります。この状態になって初めてクラッチが「繋がった」事になり、エンジンの動力がピニオンギア〜スパー〜へと続いてタイヤを回転させます。ニュートラル状態の時はエンジンの回転も低く、クラッチシューの遠心力もバネの力より弱いので開かず、ドラムとのすき間が空いた状態となりエンジンだけが回る感じになるからアイドリングではマシンも静止が出来るんですね。「遠心クラッチ」って呼ばれてる機構、ですがこれもまたシューを削って重さを調整してクラッチの繋がるタイミングを変えたりと・・・ いろいろ好みにあわせていじれます。

 

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