TOP / 批評誌『Infans』

CRITIC


 ART SPACEは、同世代の数多くの作家と関係を築く中でさまざまな展覧会を企画し、そうした活動をことばで記録に残す活動を行ってきました。
 それは、2005年まで14年間活動したGallery ART SPACEで、開催した展覧会や作家に対してできる限り詳細なコメントを出し続けてきたことがおおもとになっています(これらはGallery ART SPACEの旧サイトでご覧いただけます)。 そして、ギャラリーという場を持たない今でも、自身で開催する企画の解説はもとより、各地で行われる展覧会の論評を各メディアで発信しています。
 また、その一環として以下に紹介する批評誌『Infans』を定期的に刊行しています。

 

批評誌 Infans

 ART SPACEは、美術誌や新聞などに展評を発表するほか、代表者と同世代(1965年生まれ)にあたる学芸員、批評家、美術家などを主な執筆者とする批評誌『Infans(インファンス)』を、1998年より平均年一回のペースで刊行してきました(最新は15号)。 誌名である『Infans(インファンス)』とは、ラテン語を語源とすることばで、一般的には幼児性を意味しますが、言語を獲得する以前の幼児期を指す精神分析学用語でもあります。
  ART SPACEは、ブック・アートをその中心に据えるなど、「ことば」と芸術との関わりを一環して活動のテーマとしてきました。ブック・アートがそうした目標に造形で迫るものだとすれば、『Infans』はそれを批評で行うことを目指しており、ブック・アートと並ぶ ART SPACEの活動の核になっています。
 各号では、「ことば」もしくは「身体」にまつわる特集テーマを定めて寄稿を募り、さらに美術家の仕事を作品と評論、対談で紹介する「Gallery Infans」、テーマにはこだわらない芸術批評を加えて制作しています。

 

 

 

購入方法

 Infansは、バックナンバーも含めてART SPACE で販売しています。メール・電話での注文や、定期購読も承っています。
artspace@h6.dion.ne.jp/090-9153-0714(篠原)



創刊号
1998年6月発行、12ページ・200円 特集テーマ:『インファンス・ことば以前の表現』
  • 江尻潔/新しいことば
  • 岡部信幸/マレーヴィチのシュプレマティスムに関するメモ
  • 遠藤建/空気を読む
  • 篠原誠司/感応された風景 ー吉増剛造の写真における身体性
  • 熊谷直也/コンタクト
  • Galery Infans:金武明子
表紙画像
第2号
1998年10月発行、48ページ・350円
特集テーマ:『歩行』
  • 服部正/歩くという行為
  • 篠原誠司/風景の中の歩行
  • 熊谷直也/WALK UNDER THE SKY
  • 井上リサ/評伝・シドニー・リンガー ーリンゲル液を作った男. No1
  • 江尻潔/天から来た人の素 〜タカユキ オバナノートNo.1
  • 岡部信幸/シュプレマティスムの外延 −四次元
  • Gallery Infans:関口国雄
  • Review、その他
表紙画像
第3号
1999年12月発行、28ページ・350円
特集テーマ:『最初のことば』
  • 対談:「名」が与えられるとき 井上リサ×江尻潔
  • 相羽和思/最初の言葉
  • 遠藤建/洗練は野生に向かう
  • 篠原誠司/菅木志雄 ー世界との無条件なる対話−
  • 岡部信幸/無題
  • 江尻潔/「名づけること」と「名づけられる」こと
  • 津田広志v原始的にして未来的な。
  • 井上リサ/評伝・シドニー・リンガー ーリンゲル液を作った男. No2
  • 江尻潔/輝く影の住み処 ータカユキ オバナノート No.2
  • Gallery Infans:齊藤麗
  • Review、その他
表紙画像
第4号
2000年7月発行、52ページ・500円
特集テーマ:『痛み』
  • 江尻潔/痛みという帯紐
  • 遠藤建/痛みの値段
  • 堀切正人/青空の痛み
  • 篠原誠司/痛みからの創作
  • 青野文昭 /無限の痛みを埋める無限のクリエイション
  • 相羽和思 /「痛み」と自己、そしてその孤独と成長
  • 岡部信幸/光の受肉 ー細江英公の場合
  • 篠原誠司と吉増剛造の通信より/痛みが連れて行った場所
  • 吉増剛造/樹木に木を副えて
  • 吉増剛造/『雜車、あるひはアイルランド』より
  • Gallery Infans:ささきくみこ
  • タカユキオバナ/「ウイルスの視覚」が立てた仮説 ー瞑想と免疫の連立方程式の解は虚ー
  • DOCUMENT :対談 山根勇×河田政樹/画廊という異界
  • 篠原誠司 /山根勇の展示について思うこと
  • 山根勇 /作品についての考察
  • 河田政樹/再び訪ねて
  • 斎藤一典/ギャラリーに関して思うこと
  • 篠原誠司 /対談を終えて
  • 園江光太郎/ミニマリズム以降の絵画的プロブレマティーク
表紙画像
第5号
2001年1月発行、88ページ・500円
特集テーマ:『響き』
  • 藤枝守/耳なし芳一と《四分三十三秒》 …「聴くこと」について
  • 篠原誠司/響きの中の歩行、そして写真としての記憶
  • 遠藤建/難解な芸術の鑑賞法
  • 堀切正人/響き −やはり仕組まれたもの
  • 江尻潔/なみのりふねのおとよきかな
  • 相羽和思/共時性と共鳴、そのバリエーション −かくて世界は響き合うー
  • 青野文昭/供物としての音
  • 石川翠/岡本太郎序説T 伝統とアバンギャルド ーその歴史意識をめぐりて−
  • Gallery Infans:竹内理恵
  • 江尻潔/タカユキオバナノート(第三回)「ない」の受肉
  • DOCUMENT:美術としての本
    うらわ美術館「もうひとつの扉 −20世紀・ア−ティストの本−」より
  • 吉本麻美/ロートとルシャ 〜二人のア−ティストから
  • 笠井良子/美術館で本を見て考えた私にとっての「本」
  • 篠原誠司/「もうひとつの扉 −20世紀・ア−ティストの本−」に見る東西の本の在り方
  • 座談会:美術としての本
  • 白坂ゆり/かたちあるものの虚しさについて
  • 篠原誠司/対談を終えて ー「オブジェとしての本」を考える−
  • 対談:和合亮一×柴田健治
    「絵画という言葉、言葉という絵画」
表紙画像
第6号
2001年7月発行、112ページ・500円
特集テーマ:『闇』
  • 清水晃/有沢の橋
  • 黒沢義輝/月と蝋燭 −野十郎(やじゅうろう)の闇−
  • 堀切正人/私は闇の住人
  • 青野文昭/イエスト依代
  • 江尻潔/闇の光、闇の影
  • 篠原誠司/闇の中の写真
  • 相羽和思/闇と二元論 −思想史の闇−
  • 石川翠 高松次郎論 メモ6 『影とイマージュと「影」の間に −「知覚の統合」に抗して−』
  • 対談:中村敬治×福本浩子/バベルの図書館
  • Gallery Infans:内海聖史
  • DOCUMENT:美術家という生き方 〜制作における「金銭」をめぐって
  • 30歳前後の美術家46名へのアンケートより
  • 座談会:美術家としての生き方(石川雷太・高橋理加・トキノリコ・篠原誠司)
  • 篠原誠司/アンケートの回答への答え
  • 白坂ゆり/ライターという生き方 −アーティスト・イン・レジデンス報告 〜開発好明インタビュー
  • 村田早苗 /−営み系 −〈予め満たされた世代〉の美術家という生き方
表紙画像
第7号
2002年2月発行、112ページ・500円
特集テーマ:『皮膜』
  • 江尻潔/界から界へ
  • 篠原誠司/皮膜としての言語
  • 相羽和思 ー遥かなる宇宙の被膜 −存在理由をめぐる永い物語−
  • 石川翠/メルヴイーユの科学 内藤礼1985〜1997 −内藤論メモ4−
  • Gallery lnfans:高田千佳子
  • 黒沢義輝/「日本のシュルレアリスム」に関する注釈 一J・ソルト氏の諭文を起点として
  • DOCUMENT:積浜トリエンナーレ2001
  • 篠原誠司/極私的「積浜トリエンナーレ」レポート
  • 中西美穂/「積浜トリエンナーレ2001」について考えたこと
  • 加藤直子/美術が求める座
  • 笠井艮子/横トリ雑記
  • 問泰宏/構浜トリエンナーレに寄せて
  • 上野寛/横浜トりエンナーレを見て、気になった作品について
  • 対談:和含亮一 × 千葉鉄也『見ることのできない絵画、無人の感覚による詩』−アイロニーをめぐって
  • 千葉鉄也/絵画におけるアイロニーについて
  • 和合亮一/逆海老試論 限定コラボモデルの行方
  • 30歳前後の美術家28名へのアンケート(増補版)
表紙画像
第8号
2002年7月発行、58ページ・400円
特集テーマ:『記憶』
  • 青野文昭/跡について
  • 貝野沢章/忘却の闇をさすらう月
  • 堀切正人/展覧会という記憶装置
  • 江尻潔/言語以前の記憶
  • 相羽和思/記憶雑記
      −記憶媒体の確認はどこまで拡大していけるのか−
  • 篠原誠司/記憶としての風景
  • 遠藤建/記憶か忘却か
  • 特別企画/「あなたの最初の記憶は何ですか」
  • クイヴィーン マクギラレイ 著/石川翠 訳「眼差しのクオリティ −内藤礼論−」
  • Gallery Infans / 福田尚代
  • 江尻潔/タカユキオバナノート(第四回)「ない」との対話
  • 黒沢義輝/「日本のシュルレアリスム」に関する注釈(2)−J・ソルト氏の論文を起点として−
表紙画像
第9号
2003年2月発行、112頁・500円
特集テーマ:『水』
  • 青野文昭/熟成する水
  • 篠原誠司/概念としての水、そして意識の中に映る水の影
  • 相羽和思/水の深みの中に −ありふれた特殊なもの…その伝説と深層−
  • 江尻潔/ひみずのさきわい
  • 黒沢義輝/「日本のシュルレアリスム」に関する注釈(3)−J・ソルト氏の論文を起点として−
  • Gallery Infans : 河田政樹
  • 座談会:ラモスおやじとめくるめく即興の世界(大友良英・杉本拓・タナベマサエ)
  • 石川翠/経と緯の交わる場所 フィールドノート 川田祐子 あるいは〈生命形象論〉への忍びやかな一歩、二歩
  • DOCUMENT:かわだ新書
    「かわだ新書 −アートする美術−」とは
  • 篠原誠司/『かわだ新書』をめぐる旅日記
  • 河田政樹/私的に
  • 村田早苗/編集後記 −河田政樹と「かわだ新書」と私
  • 加藤直子/『 かわだ新書プロジェクト』に寄せて
  • あなたにとって『かわだ新書』は美術作品だと思いますか? (吉本麻美・TATTAKA・江尻潔・タカユキオバナ・小林晴夫)
  • かわだ新書総括展【Document −old/new】より
  • 三者面談: 河田政樹+西村智宏+α
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第10号
2003年11月発行、104頁・650円
特集テーマ:『眼』
  • 青野文昭/黒目玉の気韻
  • 黒沢義輝/〈ソヴァージュ〉雑感
  • 江尻潔/まみはしら ほつ
  • 貝野沢章/見たい・見せたい・見られたい
  • 川島健二/物言う眼
  • 相羽和思/眼 −象徴としての世界と象徴としての目−
  • 篠原誠司/「眼」としてのカメラ −デジタル写真をめぐって−
  • 浅倉祐一朗/クロード・モネの場所 −ジヴェルニーの「水」の持つ意味に関する西田哲学からの一考察−
  • Gallery Infans : 今井紀彰
  • 篠原誠司/今井紀彰 −出会いの「地」への視線−
  • 対談:今井紀彰×江尻潔
  • 黒沢義輝/「日本のシュルレアリスム」に関する注釈(4・完)
  • 石川翠訳・ラルフ シーブラー著『ダリ・天才、オブセッションその欲望』から第5章 好奇心
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第11号
2004年10月発行、120頁・800円
特集テーマ:『鏡』
  • 青野文昭/朝、鏡を見ることと森について
  • 篠原誠司/素通しの鏡 −私論 森山大道−
  • 相羽和思/鏡の力 −鏡に関する超常現象的仮説の構築−
  • 江尻潔/鏡と言葉
  • 黒須信雄/「天の眞名井」寸考
  • 浅倉祐一朗/牛腸茂雄の「自己と他者」をめぐって −レイン、ブーバー、そして西田−
  • Gallery Infans : 高久千奈
  • 篠原誠司/高久千奈 −覚醒する「鏡」−
  • 対談:高久千奈×江尻潔
  • 楠本亜紀/「舞踏家土方巽抄」展についての覚え書
  • 黒沢義輝/「北脇昇研究」ノート
  • 石川翠訳/26歳のための、二十世紀日本・美の思想史(1)〈戦後日本のリアリズム〉の余白に(前編)
  • 対談:清水晃×篠原誠司
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第12号
2005年7月発行、70頁・500円
特集テーマ:『食』
  • 山本耕一/「食」について
  • 江尻潔/ことば食すもの
  • 青野文昭/釣り針と造形
  • 篠原誠司/土地の固有性にまつわる、食と風景の色彩
  • 川島健二/食のコミュニケーション
  • 田口哲也/思考停止に至る病 −近代日本の運命と私たちの命運
  • Gallery Infans :くわたひろよ
  • 篠原誠司/くわたひろよ −食される「生」の名残−
  • 対談:くわたひろよ×江尻潔
  • 黒沢義輝/記されざる歴史のために 
    山中と瀧口1930−1936(1)
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第13号
2006年10月発行、68頁・500円
特集テーマ:『光』
  • 黒須信雄/死の光
  • 青野文昭/恵みの光/供物の光/循環する光
  • 橋本倫/光と絵画に関する私信
  • 江尻潔/隠された光
  • 篠原誠司/光の中の造形
  • 岡田真宏/光子(フォトン)の旅
  • 山本耕一/輝く闇
  • 相羽和思/光の二面性 −物質と光の間に−
  • Gallery Infans : 岡田真宏
  • 篠原誠司/高久千奈 −「光」と「闇」の絵画−
  • 対談:岡田真宏×江尻潔
  • 黒沢義輝/写真への旅 植田正治論のためのノート
表紙画像
第14号
2007年11月発行、100頁・500円
特集テーマ:『夢』
  • 黒須信雄/夢のあとさき
  • 松下和美/ヒュプノスが開く扉 −ルドンの眼に見えない世界
  • 青野文昭/木・蛇・三角形 −私的な夢の私的考察
  • 江尻潔/あめつちの夢
  • 山本耕一/夢見る脳細胞 −タミフル体験から
  • 相羽和思/夢 −地球の始まり以前より続く長い物語−
  • 篠原誠司/夢から出づるもの
  • Gallery Infans : 吉井千裕
  • 対談:吉井千裕×江尻潔
  • 貝野沢章/水溜りに屈み
  • 黒沢義輝/〈物語・舞台セット・遊び〉浜田浜雄論のための序章
表紙画像
第15号
2010年2月発行、74頁・500円
特集テーマ:『虚』
  • 黒須信雄/虚のさかしまなる裏返し
  • 神尾和寿/すかさず〈ポロポロ〉なり
  • 青野文昭/造形における「虚」の働き
  • 江尻潔/虚ろな言葉
  • 山本耕一/「深い森」を求めて
  • 相羽和思/無をめぐって
  • 篠原誠司/清水晃 −虚への扉−
  • Gallery Infans : 清水晃
  • 対談:清水晃×江尻潔
  • 黒沢義輝/絵画の地層 靉光論のためのノート
表紙画像
第16号
2012年8月発行、151頁・1,000円 特集テーマ:『命』
    インタビュー:吉増剛造
  • 彼処からのまなざし 
    「動かし」― 写真、声、言葉 ―」

    特集 命
  • 江尻潔/いのちあることば
  • 黒須信雄/命の多義性に関する小論
  • 青野文昭/不気味なもの
  • 相羽和思/生命の本質をめぐって
  • 生野毅/記憶の残照 ―いくつかの章から―
  • 岸田将幸/中也の奉仕、化け物の視力
  • 菊井崇史/極地に刻まれし人々、臨界に剥き出す愛の真言
  • たなかあきみつ/詩篇 非売品

    特集 命 連動企画 作家 栃木美保
  • 篠原誠司/いのちの輝きを映す星々
  • 対話 栃木美保×篠原誠司/命と共に星を折る
  • タカユキオバナ/命の輝き
  • 山本耕一評論/6つのエレメント
  • 黒沢義輝/古賀春江研究ノート ― 超現実主義と絵画

    Review
  • 菊井崇史/鎮めと全開の同位相、空間実存へ ― 倉重光則個展、勝又豊子個展

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