アニメの彼。
地場衛はうさぎの行く場所行く場所に現れる大学生。高い車を乗り回していたり、都心の大きなマンションに住んでいたりと随分ブルジョワな暮らしをしている。会えば必ず口ゲンカの応酬を繰り広げている。服装は普通だが、初対面時だけ何故かタキシード着込んでいた。うさぎのよく行くゲーセンのお兄さん・古幡元基とは同じ大学で親友同士。レイちゃんにナンパ(?)され、ずるずると付き合っていた事もあったり。
そして二重人格者。うさぎの変身時に反応して身体が異変を起こし、タキシード仮面としてセーラームーンを助けていた。バラを投げ(ダーツのように飛び、何故かコンクリートにも突き刺さる不思議な紅いバラ…)、意味不明のキザなセリフをほざきながら…。そして自分がタキシード仮面であることを知ってからは、自分の意思で変身(やっぱりバラを持って…、何故かギターの音…)するようになる。それでも変身後のキザなセリフは直らなかったり。地だったのかしら。
また、王子だった彼が何故タキシードだったのかというのは前世でセレニティと舞踏会で踊った記憶が彼の中に深く刻まれていたから、らしい。(アニメ誌より)
第一シリーズのラストでみんなそろって生まれ変わり、それまでの記憶を無くしてからは、自分だけ記憶を取り戻したらぶらぶなうさぎに付き纏われながらも、平穏な暮らしをしていた。一方でうさぎのピンチの時に「月影の騎士(白バラを投げる。ターバンなのは月光仮面からだろうか…。)」というドッペルゲンガーを無意識に出現させていた。そしてドッペルゲンガーと合一して彼は前世からの記憶を取り戻す。記憶を取り戻してからは、もうどうしようもなくらぶらぶ状態…。原作の彼(高校生)ならともかく、こっちの彼(大学生)とは「まもちゃん」「うさこ」って呼び合うようになるとは想像つかなかったさ。年齢差関係なくあだ名で呼び合うバカップル?って感じがする。
ちびうさ登場直後に一度うさぎと絶縁している。未来の映像を垣間見て、自分と結ばれたらうさぎが危ないと知ったからだけど、それって男としてどうなのさ。また、「愛していない」とかいいつつピンチの時はタキシード仮面として駆けつけていたので、かなーり半端な人っぽかったり。それでもルナに説得され、無事元のサヤに…。ネコに説得される彼って一体…。そういやアルテミスには「衛」と呼び捨てにされているし。
ちなみに別れさせるきっかけとなった映像を見せていたのは未来の彼で、中途半端な気持ちじゃ、この先乗り切れないから試練を与えたそうな。それもなんだか。
以降の彼は相変わらずピンチの時にバラを投げ、主人公の後方支援にまわったりしている。他のセーラー戦士が増えたせいか、何となく影が薄い。スターズでは留学されてしまったせいで、あまり出てこなかったみたいだし。(←見ていなかったから詳しく知らない)
おまけ。劇場版「R」では子ども時代に事故に遭ったばかりの頃、エイリアンと遭遇し友達になっていたりと、実に不思議な人生を送っている。しかも餞別はやっぱり紅バラ!その時に既にうさぎと出会っていたりする。運命なのね☆
でもこんな運命、あったらやだな…。
原作の彼。
真っ昼間からタキシードを着て街を歩いていたりする謎の高校生(初登場時)。事故で両親を失い、自らも記憶喪失になり、「幻の銀水晶を探して」という夢にでてくる女性の声を聞き、気がついたらタキシードを着て深夜徘徊していたという怪しい人。「犯行を重ね」…とか言われているから、たぶん宝石屋で怪盗まがいのことしていたりしたのだろう。うさぎも第一印象を「まるで怪盗ルパン」とか言っているし…。前世の記憶が明らかになりうさぎたちと共に戦うようになってからは、うさぎやちびうさのお守りとかで大忙し。さんざん自分は無力だと嘆いているが、人やものから情報を読み取ることのできるサイコメトラーだったり、予知夢見れたり、衝撃波出せたり、自分でけがを治すことが出来たり、魂を抜かれたちびうさの身体にリンクして代謝を維持させたりと、変身前のうさぎよりずっと人間離れした力を持っている。
前世は地球の内部にあったゴールデン・キングダムの王子エンディミオン。月のプリンセス・セレニティと恋に落ちるが、クイン・メタリアの魔力に惑わされたクイン・ベリルからセレニティを庇って斃れる。聖石ゴールデン・クリスタルを持つ。
5シリーズ中、3回敵側の手に落ちて操られている。囚われのお姫様状態…。またクイン・ベリルや新月の女王ネヘレニアなど、敵側の女性から好かれること多し。セーラーギャラクシアには操られた上に、下僕になって足蹴にまでされていた。まぁ、どいつもこいつも支配の対象としての求愛だ。彼にも選ぶ権利はあるよな。
一言うんちく。
タキシード仮面ははっきりいって変だし、怪しいし、キザだし、こんなのにポーっとなるうさぎちゃんやレイちゃんの気持ちは、10年経った今でもわかりません。でもアニメの古谷徹さんの声はとても素敵☆文語調で、いっていることがいまいちよくわかんないけど、とにかく素敵。もう、とことんまで突き抜けた感じのキザっぽさがいいのかもしれない。まぁ、素のまんまぶっきらぼうにしゃべる衛さんの方がやっぱりいいんだけど。
原作とアニメだったら原作の彼の方がいいけど、アニメの方も、自分が仮面男であると気付いてからの、昼はうさぎをからかい、夜は互いの正体を知らずにセーラームーンを助けるといった遣り取りが、距離的になんとなく好きだった。すぐ前世のことが明らかになって、敵の手に落ちちゃったから、かなり限定された期間だったけど。だって二部以降の彼は、どうもうさぎをお守りしているようにしか見えず、なんか恋人を通り越して父親ぽくみえたり。って、それは同時期に登場したちびうさの影響かな。でもうさぎは普段の物語においてちびうさと同レベルに扱われているふしがあるので、二人の娘を持つ父親になってもうたと…。
一方で戦闘時ではどうしても主役はうさぎなので、守る側でありながら、最終的には守られる側になってしまうあたりが、なんか本人の立場ではふがいなく感じそう。物語においての彼の立場はなんとなくリカちゃん人形におけるリカちゃんのBF人形のように見えて仕方ないのでした。あるいは女性服のファッションショーにおける、付き添いで歩く男性……。つまり、パセリ?
それでも戦ううさぎちゃんにとっては、自分に戦う力を与えてくれるかけがえない存在であるわけで。どんなに強い女の人だって「君は迷わず戦え」っていって傍で支えてくれる人が欲しいものなのかもしれない。
アニメ見ていたときは随分年上のイメージあったけど、衛さんももうわたしより年下なのね。そう思うと少し悲しい今日この頃。
必殺(?)技とか。