この言葉の意味は?

→あ行/か行さ行た行な・は行ま行〜

 この言葉の意味は?

あ行

「阿吽(あうん)の呼吸」の「阿吽」とは?

二人以上でいっしょに何かをするとき、お互いの気持ちがぴったり合うことを「阿吽の呼吸」などといいますが、「阿吽」って何? 【答え】出す息と吸う息。

「あくせく働く」の「あくせく」とは?

熱心にせかせかと働くさまを「あくせく働く」といいますが、この「あくせく」って何のこと? 【答え】漢字で書くと「齷齪」、えらく難しい字だ。もとは「あくさく」と読み、上の歯と下の歯がよく噛み合って、すきまがほとんどないことを意味する。そこから、休みがほとんどない働きぶりにたとえるようになった。

「あくまでも」ってどういう「あくま」?

【答え】漢字で書くと、「悪魔でも」ではなく「飽くまでも」。つまり、もともとは「飽きるまで十分に」という意味で、転じて「思う存分、徹底的に」という意味になった。

「挙句(あげく)の果て」の「挙句」とは?

 予想外の好ましくない結果になる場合に「挙句の果て」などと用いますが、この「挙句」とは何のこと? 【答え】連歌の最後の句。

「足元を見る」のはなぜ?

相手の弱みにつけこむのを「足元を見る」といいますが、なぜ足元を見るの? 【答え】もともと足元を見たのは誰かといえば、江戸時代の駕籠屋。当時はみんな徒歩で旅していたから、疲れて歩けなくなると駕籠屋を頼んだ。駕籠屋はお客になりそうな旅人、つまり足元を見て疲れていそうな人を物色していた。

「後釜(あとがま)に座る」の「後釜」とは?

前任者の地位につくことを「後釜に座る」といいますが、「後釜」って何? 【答え】かまどに残り火があるうちにかける次の釜。

「あばよ」って、どういうこと?

別れるときの挨拶の一つ、「あばよ」。「さようなら」は「さようならば、これでお別れしましょう」が縮まったものですが、「あばよ」とは?
【答え】これも「さようならば」→「さらばよ」→「あばよ」と縮まったという説が有力。一方、「按配(あんばい)よう」が変化したとする説もあります。「按配うまくいきますように」といって別れるわけで、こちらの方がちょっと素敵ですかね〜。

「あられもない」の「あられ」とは?

「あられもない格好」などいう言い方をしますが、「あられ」とはどういう意味? 
【答え】空から降るあられでもなく、お菓子のあられでもない。動詞の「ある」に可能の助動詞「れる」のついた「あられる」の連用形が名詞化したもの。したがって、「あられもない」の意味は「あることのできない」、それが発展して「ありえない」「ふさわしくない」という意味。

「一巻(いっかん)の終わり」とは?

続いてきた物事がそこで終わってしまうのを、「一巻の終わり」といいますが、そもそもどういう意味? 【答え】昔、活動写真の弁士が、フィルムのひと巻きを映し終わったときに言った言葉。

「うそも方便(ほうべん)」の「方便」とは?

場合によってはうそも許されるのを「うそも方便」といいますが、「方便」って何?
【答え】仏教語で「到達する」ことで、一般民衆を救うためによい方法を用いる、という意味。

「蘊蓄(うんちく)を傾ける」の「蘊蓄」とは?

学問や技術の深い知識を注ぐことを「蘊蓄を傾ける」といいますが、「蘊蓄」とはどういう意味? 【答え】「蘊」も「蓄」も、「たくわえる」という意味。

「うんともすんとも」の「すん」って何?

問いかけても一言も物を言わないようすを「うんともすんとも言わない」などといいますが、「うん」はともかく「すん」とは何のこと? 【答え】「うん」に語呂合わせで用いたもの。

「花魁(おいらん)」って、何のこと?

江戸時代、吉原の遊女のなかで「花魁」といえば格の高い遊女をいい、華やかな存在でした。しかし、この語源は何? 【答え】諸説あり、「おいらの姉さん」から来ているというのが有力。妹分の女郎や禿(かぶろ)が姉女郎を「おいらんとこ」、つまり「おいらんのところの姉さん」と呼んだのが始まりだと。

「おくびにも出さない」の「おくび」とは?

それらしい素振りも見せないことを「おくびにも出さない」といいますが、「おくび」って何?
【答え】口から出るゲップのこと。

「オケラになる」は、なぜ「オケラ」?

無一文になることをたとえて「オケラになる」。では、なぜ「オケラ」なんでしょう?
【答え】昆虫のオケラは前足2本がとくに大きく、人が両手を上げている姿に似ているから。

「おたんこなす」とは?

とくに女性に対してののしるとき、「おたんこなす!」といいますが、これってどういう意味?
【答え】「おたんこ」は「お団子」。途中で成長が止まって団子のような形の悪いナスのこと。

「お茶の子さいさい」の「お茶の子」とは?

何の苦もなくできるようすを「お茶の子さいさい」といいますが、「お茶の子」とは何のこと?
【答え】茶菓子。腹にたまらないことからそのように言われ出した。

「乙(おつ)な味」の「乙」とは?

「しゃれている」とか「気の利いた」という意味で使われるときの「乙」って何のこと? 
【答え】この「乙」の語源は、邦楽からきている。人間の声はだいたい2オクターブの音域だそうで、高いほうを「甲高い」の「甲」、低いほうを「乙」と言っていた。乙は低くしんみりした音域であり、江戸時代、三味線に合わせて歌うとき、芸暦の長い老人などはとても味わい深く渋い声だったので、そこから微妙な味わいのあるものを「乙」というようになった。

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か行

「かしこ」とは?

女性の手紙の最後に書き添える「かしこ」の意味は? 【答え】昔は「あなかしこ」と書いていた。「ああ、おそろしい」「ああ、もったいない」という意味で、「おそれ謹んで、この手紙を書きました」という気持ちがこめられていた。

「活路(かつろ)を開く」の「活路」とは?

苦しい立場から逃れ出る手段を見出すことを「活路を開く」といいますが、この「活路」の意味は?
【答え】命が助かる道。

「完膚(かんぷ)なきまで」の「完膚」とは?

相手を徹底的にやっつけるとき、「完膚なきまでにたたきのめす」などといいますが、「完膚」とは何のこと? 【答え】キズのない皮膚。

「鬼籍(きせき)に入る」はなぜ「鬼籍」?

死ぬことを「鬼籍に入る」といいますが、なぜ「鬼籍」なの? 【答え】「鬼籍」とは閻魔大王が死者の姓名を記す帳面のこと。それに名前が記入されるという意味から、死亡することを遠回しに言う言葉として使われる。もちろん実際には存在しない。

「踵(きびす)を返す」の「踵」とは?

引き返すことを「踵を返す」といいますが、この「踵」って何? 【答え】かかと。

「苦杯(くはい)をなめる」の「苦杯」とは?

苦しい経験をするのを「苦杯をなめる」といいますが、「苦杯」とは? 【答え】にがい酒を入れた杯。

「暮れなずむ」ってどういう意味?

海援隊の『贈る言葉』で有名になった「暮れなずむ」という言葉ですが、どういう意味? 
【答え】「暮れなずむ」の「なずむ」は「滞(とどこお)る」という意味。したがって「暮れなずむ」はなかなか暮れずにいること。

「玄人(くろうと)はだし」の「はだし」とは?

素人なのに本職顔負けの技芸をそなえた人のことを、よく「玄人(くろうと)はだし」と呼びますが、なぜ「はだし」なの? 【答え】もちろん「裸足」のことであり、素人の腕があまりに素晴らしいので、それを見た本職が恥ずかしくなって、履物もはかずにあわてて逃げ出したという意味。

「君子は豹変(ひょうへん)す」の「豹変」って何が変わるの?

【答え】「君子が過ちを改めるときは、豹の毛が生え変わって斑紋が鮮やかになるように速やかに改める」という意味。「豹変」は態度や意見がガラリと変わる場合に使われることが多いが、本来はよい方向に変わるのをいった。

「けちょんけちょん」て、どこから来た言葉?

【答え】相手をやり込めるときに使う言葉ですが、全国に広まった関西弁の一つで、もとは和歌山県方言の「けちょに(”非常に”の意)とする説があります。紀州方言が関西一円に広がるうち、「けちょん」になり、繰り返して「けちょんけちょん」になったのではないか、と。

「剣が峰(けんがみね)」とは?

【答え】火山の噴火口周辺のこと。それが転じて、これ以上後に引けないぎりぎりの状態のたとえとなった。

「柿(こけら)落とし」の「柿」って何?

新築の劇場ではじめて行う興行、または公的な施設がオープンすることを「柿落とし」といいますが、「柿」とはそもそも何のこと? 【答え】材木の薄いけずりくず(かんなくず)のことで、それらを屋根から払い落とすことから転じた。

「御託(ごたく)を並べる」の「御託」って何?

もっともらしく自分勝手な理屈を並べたてるのを、「御託を並べる」といいますが、「御託」とは?
【答え】神仏のお告げ。

「小春日和(こはるびより)」の「小春」とは?

「小春」とは陰暦10月、神無月の異称で、今の暦でいえば11月ごろの晩秋から初冬にかけての時期にあたる。したがって、この時期の春のように暖かく晴れた天気のことを「小春日和」という。

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さ行

「鯖(さば)を読む」は、なぜ「鯖」?

数をごまかして言うことを「鯖を読む」といいますが、なぜ「鯖」なの? 【答え】鯖は腐りやすい魚であるため、鯖を数えるときには早口で急いで数え、数を飛ばしてしまうことが多いことによる、といわれる。

「去る者は日々に疎(うと)し」の「去る者」とは?

【答え】「離れて去っていく者は疎遠になる」と解釈するのは間違いで、この「去る者」は「世を去った人」、つまり「死者」のこと。「疎し」は「忘れる」という意味で、人生のはかなさを述べた詩の一節。

「しゃかりき」とは?

やっきになって取り組むことを「しゃかりきになる」といいますが、「しゃかりき」って何?
【答え】「釈迦力」、すなわちお釈迦様のような人為を超えた力、という説が有力。

「食言(しょくげん)」とは?

【答え】うそをつく。前に言ったことと違うことを言うこと。一度口から出した言葉をまた口に入れるという意味から。

「白羽(しらは)の矢が立つ」の「白羽の矢」とは?

大勢の中から特に選ばれる、または犠牲者となることを「白羽の矢が立つ」といいますが、なぜ「白羽」なの? 【答え】昔、神様が人身御供を求めたとき、目当ての家の屋根に鳥の白い羽根の矢を立てたという話に由来している。

「尻馬(しりうま)に乗る」の「尻馬」とは?

結果を考えもせずに他人の力に頼り、便乗的に事をするたとえを「尻馬に乗る」といいますが、「尻馬」とは何のこと? 【答え】尻馬という馬があるわけではなく、人の乗った馬の後ろに乗ることや、前を行く馬の後ろを行くこと。

「新米社員」はなぜ「新しい米」?

新入りの社員などを「新米」といいますが、「新しい米」の意味? 【答え】もともとは「新前」で、新しい前かけ、つまり奉公人がつける前かけのことだった。時代が変わり前かけスタイルがすたれるとともに「新前」が「新米」に変化したらしい。

「すかを食う」の「すか」とは?

期待はずれな目にあうことを「すかを食う」といいますが、この「すか」とは何? 
【答え】「肩すかし」のこと。

「青天の霹靂(へきれき)」の「霹靂」とは?

思いがけないことが突然起こったときに「青天の霹靂」とよく言われますが、この「霹靂」って何のこと? 【答え】急に鳴り響く雷。

「Z(ぜっと)旗を掲げる」の「Z旗」とは?

非常事態にみんなが一丸となって事に当たろうと士気を高めるとき、よく「Z旗を掲げる」といいますが、この「Z旗」とは何? 【答え】日露戦争の日本海海戦で、戦艦三笠に掲げられた「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」の信号旗。

手紙のしめくくりの「草々(そうそう)」とは?

「前略」で始めた手紙のしめくくりは「草々」ですが、この意味は? 【答え】「忙しいさま」「粗略なさま」を表す言葉で、手紙の最後につけると、「とり急ぎ走り書きしました」という意味になる。

「側杖(そばづえ)を食う」の「側杖」とは?

自分は関係ないのにとばっちりを受けることを「側杖を食う」といいますが、そもそもどういう意味? 【答え】人がケンカしている側にいたため、振り回していた杖で打たれる。

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地名にこめられた意味

札幌
アイヌ語のサリ・ポロ・ベツ(芦原の広大な川)が語源で、漢字は当て字。北海道の地名はアイヌ語が多い。
 
岩手
悪い鬼が神様に巨岩の中に閉じ込められそうになり、岩に手形を押して詫びたことから。盛岡市にある東顕寺境内の岩がその発祥地。
 
宮城
大和朝廷の御料田の稲の収蔵庫だった屯倉(みやけ)が語源。その周辺地もミヤケと呼ばれ始め、次第にミヤキとなった。文字は和銅6年の詔勅によって「宮城」が当てられた。
 
仙台
「センダイ」は河岸段丘の意で、鹿児島県の川内市も同じ。仙台の語源のもとになった川は広瀬川で、「仙台」の漢字を当てたのは伊達政宗。
 
石巻
北上川の流れが石に当たって渦を巻くことから。
 
浦和
丸くなった海辺の意味。昔の東京湾はこの辺りまで入り込んでいた。
 
埼玉
「サイタマ」と呼ばれるようになったのは平安中期以降で、『正倉院文書』に武蔵国前玉郡(むさしのくにさきたまぐん)と出ているほど古い地名。語源は幸魂、前多摩などの説がある。
 
栃木
明治以降の新しい呼び名。栃の木が多く繁茂していたことに由来する。
 
新宿
新しい宿場の意。甲州街道の内藤氏の用地に新規にできたもので、内藤新宿が本来の名。
 
八重洲

徳川家康に重用されたオランダの航海士ヤン・ヨーステンの名に由来する。彼の屋敷あたりが八代州(やよす)と呼ばれ、のち八重洲になった。
 
恵比寿
東京の恵比寿。ヱビスビールの工場があったことに由来。
 
神奈川

関東ローム層が含む酸化鉄が流れ込む川の多くが銅色に染まることから金川(かながわ)の名がつき、のち神奈川の文字が当てられた。
 
甲府
甲斐国の国府がおかれたことから甲府。「甲斐」は山と山の間の「峡(かい)」が語源。
 
長野
長い平野があることから。
 
名古屋
古代語で平坦地の意のナゴヤ、静かな入り江の意のナゴなどに由来。名古屋の漢字は当て字。
 
梅田
田を埋めてできた「埋田」という説、梅田宗庵の所有地だったので梅田、などの説がある。
 
道頓堀
豊臣政権下、私財を投じて堀川を造成した安井道頓にちなむ。大阪の陣の後、大阪の復興を担った松平忠明が、豊臣家と運命を共にした道頓の志に感銘し命名した。
 
天下茶屋
豊臣秀吉が住吉詣でなどの折にこの地で休憩してお茶をたてさせたことから起こった地名。もともとの名は殿下茶屋。
 

古来、難波と紀州を結ぶ交通の要衝であり。古書には「堺浦」「堺庄」「泉州左海」などの名が見える。旧和泉国、河内国、摂津国の境に発展したことに由来する。
 
奈良
朝鮮語で国の都を意味するクンナラが語源とする説や、崇神天皇の時代、官軍が「草木をふみならす」ように反乱軍を征したことに由来するなどの説がある。
 
神戸
「神戸(かんべ)」は神社の所領や領民の意の古代語。生田神社の神戸があったことからこの地名となり、やがて「こうべ」と呼ぶようになった。
 
明石
「日本書紀」は「赤石」と記しており、海岸の土が赤っぽいことから「赤磯(あかし)」の意とする説や、西に海峡が開けていることから「アケ(明)し」とする説など、また、死んだ大鹿の血が大きな赤い石となったという赤石伝説などがある。
 
淡路
阿波国へ渡る路の意「阿波路」からこの名がついたとされる。
 
広島
毛利氏の先祖である大江広元の広、広島城の地を選んだ福島元長の島をそれぞれ一字ずつとって名付けた。
 
山口
防州一ノ坂川の上流、阿武山地への入り口にあたる地域が山口と呼ばれていた。
 
八女
山中に日本書記の女神である八女津媛がすんでいたことから。

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